カジュアル衣料/9月既存店ユニクロ11.0%増、しまむら2.9%減、秋物で明暗
2022年10月27日 14:00 / 月次
カジュアル衣料4社の9月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ11.0%増、しまむら2.9%減、西松屋9.6%減、ハニーズ16.4%増となった。
<9月実績>
社名 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
ユニクロ | 11.0%増 | 14.1%増 |
しまむら | 2.9%減 | 3.1%減 |
西松屋 | 9.6%減 | 7.0%減 |
ハニーズ | 16.4%増 | 16.5%増 |
■国内ユニクロ事業(2022年8月期:売上高8102億円)
既存店(739店)+Eコマースの売上高は11.0%増、客数2.9%減、客単価14.4%増
直営店(800店)+Eコマースの売上高は14.1%増、客数0.4%減、客単価14.5%増
出退店は、出店3店、退店2店だった。
9月は、月の後半に気温が低下し、秋冬商品が好調な販売となったことで、既存店売上高は増収となった。
■しまむら事業(2022年2月期:売上高4401億円)
既存店売上は2.9%減
全店売上3.1%減、客数5.2%減、客単価2.2%増
出店0、退店1で月末店舗数1421店
9月度は、残暑により夏物が順調に消化し、チラシで打ち出したファッショングッズフェアやキャラクター特集は、気温の影響も少なく好調だった。 また、婦人アウター衣料ではトレンドのジレとTシャツ、パンツのコーディネートが引き続き売れ筋だった。 一方で、長袖のTシャツやブラウスなどの秋物の動き出しが鈍く、大型の台風が日本列島を縦断したことで来店客数も減った。 また、社内行事の開催で昨年より営業日数が1日少なくなった。
■西松屋チェーン(2022年2月期:売上高1630億円)
既存店売上高9.6%減、客数7.7%減、客単価2.1%減
全店売上7.0%減、客数4.8%減、客単価2.3%減
出店1店、退店1店で、月末店舗数は1046店舗
9月は、気温の高い日が続いたことで秋物衣料の売上高が前年を下回った。また、月度末の台風上陸により、一部の店舗で一時休業するなどの影響があった。
■ハニーズ(2022年5月期:売上高476億円)
既存店売上高16.4%増、客数1.7%増、客単価14.4%増
直営店売上高16.5%増、客数1.7%増、客単価14.6%増
出店3、退店5、月末店舗数864店
9月は、残暑により夏物が順調に消化した。西日本を中心に台風の影響を受けたものの、後半の三連休から秋物が好調に動き、既存店売上は前年を上回った。商品では、ブラウス、ニット、スカートが売れ筋となった。
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