ショッピングセンター/10月既存SC売上9.2%増、旅行支援などで観光需要増
2022年11月25日 15:45 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が11月25日に発表した10月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比9.2%増となった。
月度 | 総合 | テナント | キーテナント |
7月 | 5.5%増 | 6.8%増 | 0.7%増 |
8月 | 15.8%増 | 19%増 | 4.1%増 |
9月 | 12.7%増 | 15.3%増 | 3.1%増 |
10月 | 9.2%増 | 10.7%増 | 3.1%増 |
新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていたことや行政による行動制限がなかったことに加え、10月11日から始まった全国旅行支援により観光需要が高まり、さらに前年より休日が1日多かったことで前年を上回った。ハロウィンや周年祭などのイベント実施により来館が増えたSCも多かったという。
2019年と比較すると5.8%増となり、コロナ禍以降で初めて2019年比プラスとなった。2019年10月は消費税増税による駆け込み需要の反動減に加え、東日本では過去最強クラスの台風19号による休館や営業時間短縮があったことにより、売上が大幅に減少した。
テナントは、前年同月比伸長率10.7%増となった。業種別に見ると、全国旅行支援や入国規制緩和により国内外旅行客の来館が増え、飲食や土産品が好調だった。ファッションは気温低下や外出需要の高まりにより、アウターなどの秋冬商材が高稼働した。
キーテナントは、前年同月比伸長率3.1%増となった。百貨店や大型専門店の売上が牽引したものの、生鮮食品などを取り扱うGMSやSMでは、物価高の影響により買い控えも発生している。
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