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棚割提案/元CVS・SM商品部長が現場検証した結果を解説、8月26日WEB開催

2022年08月02日 14:20 / セミナー

マーケティング研究協会は8月26日、ZOOMを活用したオンラインセミナー「元CVS・SM商品部長が教える!棚割提案の実例 徹底研究~現場で実践、検証した結果から学ぶ~」を開催する。

自社商品を通じた小売業の課題解決提案には、単なる商品案内ではなく、小売業の方針を理解した上で、実際のデータや店舗・売場調査にもとづいた棚割提案が重要となる。特に、コロナ禍によるチラシ・催事の減少により、大陳やエンドよりも定番棚がこれまで以上に重要になり、さらに新商品よりも定番アイテムが重宝される昨今の状況において、棚割提案をいかに進めていくかが今後の大きなポイントになっている。

セミナーでは、小売業2業態(CVS・SM)で商品部長などの要職を歴任し、メーカーでの業務経験も有する講師が、棚割提案を多くの事例で解説する。「買上点数を増加させる棚割変更」「棚効率を向上させる事例」「売上だけではなく利益を拡大させる変更案」「ABC分析に基づく品揃え適正化の提案」など、目的別の棚割変更・提案の事例について、実際に実施した際にどのくらいの効果があったのかという結果についても解説する。

小売業バイヤーからよく言われる「これ、ホントに効果が見込めるの?」という質問に備える意味でも、各施策の結果についても理解を進めることは大変重要なこととなっている。

セミナーに参加することで、棚割提案を行う際の切り口(例:客数増?点数増?)や切り口に沿った、実際の棚割り変更事例を知ることができる。また、棚割変更事例とその結果から、自分が提案するヒントを得ることができる。

■開催概要
開催日時:2022年8月26日(金)13:00~17:00
開催方式:ZOOM社ウェビナーを使用したWEBセミナー
受講料:一人42,000円(税込)

詳細・申し込み

■講師紹介
江原 秀知氏
小売業(ローソン、Walmart Japan(現)西友)・ メーカー(Mizkan)において要職を歴任
1994年、ローソン入社、商品物流本部商品戦略企画部、商品部SMDなどを経て、関東商品部南関東支社商品部長兼北関東支社商品部長を歴任。2013年、Walmart Japan (現:西友)子会社商品部長就任。2017年、Mizkan入社。商品本部長付マネジャーとして取引先POSデータ分析ツールの開発に携わりつつ、取引先の売上・利益改善を切り口とした商談・提案ができる営業担当者の育成を担当。
業務に関係する理論を売場・棚割改善など、多様な実務シーンで裏打ちした経験から繰り出される、地に足の着いた現場目線での講義・コンサルティングには定評がある。また、商品開発に携わった経験も有し、商品開発、製造、物流、販売と幅広い領域での支援が可能。

■プログラム
1.半期・棚割提案 最近よくある問題点
1)結局、条件・価格商談?!~チラシ・特売の減少による定番棚でのEDLP化
2)新商品の定番定着が難しい~良くてスポット展開
定番採用に至らず、いつもの定番アイテム中心の品揃え
3)各メーカーが機能性、高付加価値商品を展開。差別化アイテムの差別化が難しい

2.あるべき棚割提案の考え方と進め方
1)得意先の方針・組織実情・担当者業務内容を理解、考察し、現状を把握する
2)データに基づく提案で小売業とのコミュニケーション向上:
POS分析で納得性を高める
3)売場イメージのビフォーアフターの提示:
自社アイテムのポジション優位性と、カテゴリー全体への貢献
4)目的別:提案の進め方(新商品の導入/定番アイテムの拡大をどうやって進めるか)

3.事例で学ぶ、棚割提案の切り口
1)客動線や優位置を踏まえた活性化提案:
なぜ、その場所で売ると売れるのか
2)現場オペレーションの改善による売上・利益貢献:
必要数量の考え方とバイヤーに納得・採用してもらう提案
3)棚効率の改善提案:アイテム数を適正化させ、回転数を向上させる
4)業務慣例や組織の内情の問題から起こる失敗例、
改善事例からの成功例、ケーススタディ

4.棚割カイゼンの提案事例-基礎理論の現場での実践事例
1)ショッパーの購買行動に働きかける提案事例(MD理論の活用)
・無意識の行動に働きかけると買上点数は増加する
・場所で選択-売れ筋を伸ばす?売りたい商品(新商品)を伸ばす?
・いっぱい並べれば売れる?いろいろ並べれば売れる?お客様に棚はどう見えている?
2)売場理論の実践活用
・「平準化」を知る。
モジュールの確認、売り場全体を数値で見ると必要陳列量の把握ができる
・グルーピング、ゾーニング、フェイシングの活用提案
上段・中段・下段で手に取る動きが変わる
・時間別マーチャンダイジングで利益は大幅に上がる
・回転数と補充からバックヤード在庫の重要性を理解する 在庫はどこに置く?
3)データ(POS分析)の活用事例
・前年比比較からの脱却 → 売上高ではなく、利益高へ
・ABC分析 利用の実状 → 最もわかりやすく相手に伝わる数値資料のあるべき姿
・前年データ不要の単品売上・数量からの提案事例
・店別・日別POSの利活用

5.採用確率を向上させるための基礎知識と実際の提案への活用

■問い合わせ
https://www.marken.co.jp/inquiry2/

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