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京王百貨店/菓子・惣菜売場11年ぶり大改装、菓子54店オープン

2018年02月06日 14:00 / 店舗

京王百貨店は、新宿店の中地階食品フロア改装を行っており、その第1弾として菓子売場を3月8日にオープンする。

<食品フロア(菓子・惣菜売場)の11年ぶり大改装>
食品フロア(菓子・惣菜売場)の11年ぶり大改装

同日、6階家庭用品のフロアにも食品ショップを導入する。

同社は現在、「客層の拡大」と「販路の拡大」を営業方針の大きな柱に掲げ、各種施策を推進。

基幹店である新宿店は、世界一の乗降客数を誇る新宿駅の上に位置し、かつ西口オフィス街と駅の往来の要衝にあることから、さらなる利便性の追求とより多くのお客に愛される店作りを目指し、段階的な改装を進めている。

なかでも「食」「化粧品」「雑貨」分野を強化している。

食品フロアは地下1階・中地階の2フロアからなり、16年春から改装に着手し、17年3月に地下1階の改装を終えた。

<ニューヨークパーフェクトチーズ>
ニューヨークパーフェクトチーズ

今回と18年度にかけて、「デパ地下」の顔である惣菜・菓子のある中地階を改装する。

中地階の改装は、2007年以来11年ぶりの大規模改装で、菓子店舗は新規16店舗を含め、洋菓子28店舗、和菓子20店舗、パン・嗜好品(茶など)6店舗の計54店舗(うち3店舗は4・5月のオープン)となる。

<デカダンス ドュ ショコラ>

食品フロアの基本コンセプトは「食にこだわる大人へ、毎日の楽しさ・しあわせの提案」。

食への関心が高まり、改めて「品質の良さ」が求められる一方で、共働き世帯の増加やSNSなどでの情報量の増大から、「時短」「見栄えの良さ・話題性」なども必要とされている。

地下1階は、食材から中食まで、その日の食卓の準備が、1フロアで叶う、新宿駅改札至近の利便性の高いフロアに生まれ変わった。

中地階は、菓子・惣菜の老舗から話題の店舗までを集め、コンパクトな面積ながらも品目数・ショップ数の充実したフロアとする。

菓子売り場では、取り込みを進める30~50歳代、特に働く女性のデイリー需要への対応として、生菓子を強化する。

2017年3月に誕生した新ブランド「ニューヨークパーフェクトチーズ」が百貨店に3月7日初出店。

元ホワイトハウスペイストリーシェフのビル ヨーゼフ氏、フランスチーズ鑑評騎士(2006年シュバリエ叙任)をはじめチーズに関する著書もある村瀬美幸氏、MOFチーズ職人で国際大会優勝経験を持つロドルフ・ル・ムニエ氏が監修した、ニューヨークスタイルのチーズ菓子専門店。

そのほか、生フルーツケーキ「ファウンドリー」、マカロン「グラモウディーズ」(新宿初出店)、フロア内厨房で作る出来立て和菓子「仙太郎」(5月オープン)が登場する。

また、駅隣接の「京王のれん街」を16店に拡充。通行量の多い「京王のれん街」を、伝統とモダンをテーマに幅広いギフト需要に応えるより便利な区画に刷新する。

「京王のれん街」へ」3月1日に百貨店初出店となる「デカダンス ドュ ショコラ」は、銀座に本店を置く、日本発のショコラトリ-。文京区茗荷谷のファクトリーでひとつひとつ丁寧に作られるショコラは、カカオの産地や品種に徹底的にこだわった上質な素材で作られている。自家製プラリネやボンボンショコラなど、多彩なショコラを楽しめる。

パイ菓子「ティサージュ」(東京初出店)、キャンディー「パパブブレ」、あんみつ「銀座 鹿乃子」がそろう。

さらに、キッチン用具、寝具など家庭用品を扱う新宿店6階に、食品専門店が初めて登場。百貨店業界でも珍しいこの取り組みは、新宿店全館での「食」カテゴリーの拡充を目指した。

<久世福商店>
久世福商店

6階に出店する「久世福商店」は、安心安全な手作りジャムを足掛かりに事業を拡大してきた「サンクゼール社」の和ブランド。基本コンセプトである「安全安心で良質な食品」はそのままに、日本全国の逸品を集めた食のセレクトショップで、都内百貨店には初登場となる。

全国から集めた袋菓子や珍味のほか、素材にこだわった「だし」、酒類など食品から食器や雑貨まで幅広く約1500種類の商品を扱う。

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