セブンイレブン/新レイアウト累計1万2000店へ、改装休業不要タイプ導入
2018年10月11日 18:30 / 店舗
セブン&アイ・ホールディングス10月11日、セブン-イレブン・ジャパンで実施している新レイアウト店導入を強化し、従来のタイプF1に加えタイプF2も開始すると発表した。
新レイアウトは、食の外部化と中食ニーズ拡大に対応したもの。レジカウンターを店舗後方へ移設、チルドケースを増設し、冷凍食品の品ぞろえを約2倍に拡大した。
すぐに食べられるファスト・フードやおにぎりやサンドイッチ、簡単に調理できる冷凍食品を拡充している。
その結果、新レイアウト導入店では、8月度の売上実績で、冷凍食品前年比39.1%増、麺類12.2%増、FFフライヤー11.6%増など従来の既存店以上に強化した商品の売り上げを伸ばしている。
ただ、改装に約3週間かかり、休業期間が長くなるという課題を抱えていた。
そこで、この店舗レイアウト転換を加速させるため、従来型の新レイアウト店タイプF1に加え、タイプF2を導入する。
タイプF2は、カウンターをサイド含め11mまで拡大。米飯・チルドケースを増設するが、改装のための休業が不要となっている。
2018年度下期に700店で実施、2021年度にはタイプF1、F2合わせ累計1万2010店での導入を目指す。
同日行われた決算説明会で井阪隆一社長は、「新レイアウト導入店では、狙った通りの商品が好評で、売り上げが伸びているが、改装のための休業や改装コスト増がネックだった。休業不要のタイプF2を今期中に導入し、転換を加速していく」と話した。
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