高島屋/「大阪店」刷新、食・コスメ・デジタル施策を強化
2019年08月21日 16:05 / 店舗
高島屋は9月1日から順次、「大阪店」をリニューアルする。
今回の改装では、化粧品、婦人雑貨、紳士服、インテリア売場に、デジタル技術を活用したリコメンドサービスを新規導入。こだわり・カスタマイズ志向・手軽さ・快適性など現代の顧客によりフィットする売場づくりに努め、多様なニーズを満たす魅力ある店を目指す。
婦人バッグ&シューズ・特選・婦人服フロアへの最旬ブランドを投入し、百貨店業界に先駆けて冷凍和菓子販売などを通じ、先行く新しさを提供していく。
地下の和菓子売場は、全国各地を代表する銘菓を一堂に取り揃える銘菓百選が面積・品揃えともに拡大しリニューアルオープン。百貨店業界に先駆けて冷凍和菓子へチャレンジする。大阪の人気パティシエが手がける焼菓子の常設展開、大阪の特産品「大阪産(もん)名品」の取り扱い拡充などにより、多様化するニーズにきめ細かく対応する。
1階化粧品売場は、ブランドの枠を越えてデジタルコスメ体験ができるアプリ「YouCamメイク」をタカシマヤオリジナルにカスタマイズして導入。「ワタシに似合う」をテーマに、気軽に立ち寄れる体験型スペースとして生まれ変わった。
「YouCamメイク」では、約140種類のリップをタブレット端末に映し出される自分の顔で試せる。バーチャルで見つけたお気に入りリップは、リップバーに用意した約200種類のテスターの中から実際に試すこともできる。
コスメティックアドバイザーも常駐。肌チェックから似合うメイクの提案、スキンケアからボディケアまで幅広く相談に対応する。
ランチ後の化粧直しや会社帰りのデート前などに気軽に使えるセルフドレッサーも設置。メイクの新製品や新色も自由に楽しめる。
また、5階紳士服売場では、AIが要望に合わせたスーツ生地をリコメンドする「感性AIソムリエ」を百貨店の常設展開で初めて導入する。「感性AIソムリエ」は求めるイメージや気になるワードなど感覚的な情報を入力することで自分だけのスタイルに最適な生地を提案する新しい接客ツールとなっている。
これまで培ってきた高度な接客技術と知識(アナログ)に、革新的なAI(デジタル)を融合させ、メンズ市場のトレンドとなっている「自分だけのスタイルをみつけるカスタマイズ」ニーズに応えるパーソナルな接客を実現する。
さらに、7階家具売場では、タカシマヤVRインテリアギャラリー新規導入。VR技術により3DCG化された実在する商品を、特殊なゴーグルを通じた仮想空間でリアルに見ることができる。様々なライフスタイルをイメージした12の部屋を訪ねて、お気に入りのインテリアとの出会いを楽しめる。
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