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南池袋二丁目/「第一種市街地再開発事業」組合設立、2025年竣工

2020年03月25日 15:50 / 店舗

住友不動産、野村不動産、都市再生機構が参加する南池袋二丁目C地区市街地再開発組合は3月23日、東京都豊島区南池袋二丁目他で事業を推進する「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」で、再開発組合を設立したと発表した。

3月13日に市街地再開発組合の設立認可を受け、3月20日に総会を開催した。市街地再開発事業の施行により、土地の高度利用と多様な都市機能の集積による賑わいあるまちを形成すると共に、地域の回遊性を高める安全・快適な歩行者ネットワークの形成を図る。

<計画地>
計画地

再開発地区は東京の副都心である池袋駅にも至近で、北側地下で東京メトロ有楽町線東池袋駅に直結し、南側では都電荒川線雑司ヶ谷停留場に近接するなど、交通利便性の高い地区になる。施設計画は、両棟共に中高層部に住宅、低層部に事務所、商業、公共公益施設、子育て支援施設等を配置する計画だ。

<完成イメージ>
完成イメージ

また、都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域内に位置し、東京圏国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトにも位置づけられており、都市計画道路の整備と併せて街区再編まちづくり制度、都市開発諸制度などを活用する。

南池袋二丁目地区は、東京のしゃれた街並みづくり推進条例(東京都)に基づき、街並み再生地区に指定されている。池袋副都心に隣接した立地特性を活かし、サンシャインシティやとしまエコミューゼタウンなどと連携した東池袋駅周辺の拠点となるよう、高質な都心居住機能や子育て、高齢者向けの生活支援機能、豊島区役所等の防災拠点と連携した防災機能の導入を図り、賑わいのあるまちの形成を目指す。

<都市再生緊急地域・特定都市再生緊急整備地域>
都市再生緊急地域・特定都市再生緊急整備地域

事業では、質の高い住宅、地区の賑わいを創出する商業施設・生活支援施設及び豊島区との連携等を考慮した業務施設を整備し、計画的な複合市街地の形成を目指す。

街区再編による道路、広場及び歩道上空地と合わせて、東京メトロ東池袋駅と接続するバリアフリーの地下通路を整備することにより、歩行者ネットワークの向上を図る。

東京メトロ東池袋駅と直結する施設建築物に地下広場を整備し、災害時に帰宅困難者の一時滞在施設としても機能させるなど、豊島区役所等の防災拠点と連携した防災機能を導入し、災害に強いまちの実現を目指す。

■まちづくりの経緯
2004年:「街並み再生地区」に指定
2008年8月:豊島区によるまちづくり懇談会開催
2011年3月:全体まちづくり基本構想案の提案
2012年9月:C地区全体まちづくり検討会開始
2015年10月:C地区まちづくり協議会設立
2016年3月:まちづくり協議会解散
南池袋二丁目C地区市街地再開発準備組合設立
2020年3月:南池袋二丁目C地区市街地再開発組合設立
2021年3月:工事着手
2025年3月:建物竣工

■計画概要
事業名称:南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業
施工者:南池袋二丁目C地区市街地再開発組合
所在地:東京都豊島区南池袋2-40-22
施工地区:東京都豊島区南池袋二丁目地内
施工地区面積:約1.7ha
主要用途:住宅、事務所、店舗、公共公益施設、子育て支援施設、駐車場等
高さ:北街区約190m、南街区約185m
参加組合員:住友不動産、野村不動産、都市再生機構

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