塚田農場/新しい生活様式に対応「三密排除」の店内飲食提案
2020年05月13日 15:00 / 店舗
塚田農場などを展開するエー・ピーカンパニーは5月13日、緊急事態宣言延長に伴う休業期間を再延長し、「新しい飲食店の営業形態」を追求するトライアル営業を実施すると発表した。
同社は4月2日から全店で一斉休業を実施している。今回の緊急事態宣言の延長に伴い、基本的には5月末まで休業を延長する。
一方で、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議による「新しい生活様式」に則った「ウィズ・コロナ時代」における「新しい飲食店の営業形態」を追求するべく、一部店舗で地域に根差した形でトライアル営業を開始する。
■持ち帰り・デリバリーのほか、「三密」排除の店内飲食提案
地域・立地・ブランドを問わず、『新しい生活様式』に則った「新しい飲食店の営業形態」を確立するために、以下2つの方向性にてトライアル営業を実施いたします。なお、既に一部の店舗では持ち帰り等の形態で実施しており、状況に応じて対象店舗の追加・変更・休止をおこなってまいります。
トライアル営業では、店内飲食以外の料理提供と感染拡大防止に配慮した店内飲食を提案する。
新しい生活様式には、「持ち帰りや出前、デリバリーも」、「対面ではなく」、「料理は個々に」などが示されている。それらに則り、店頭における食材と酒類の販売、事前予約による待ち時間を最小化したテイクアウト商品の販売、各種デリバリーサービスを利用した料理の配送などを進める。
店内飲食では、ランチ営業の実施、滞在時間の多様化を想定した対応、ひとりでも楽しめる「食事」メニューの開発、自粛要請に沿った閉店時刻の前倒し、「三密」の排除など感染拡大防止の取り組みの徹底を進める。
営業時間は基本的に20時閉店(アルコール提供は19時まで)としつつ、各自治体が示す方針に従って営業する。
現在も緊急事態宣言下にあることをふまえ、本営業が外出の目的となることを避けるため、実施する店舗の情報について広く告知することは控える。
あくまでもトライアルとして営業するもので、情報が必要なお客は、目的の店舗に直接、問い合わせすることをお願いしている。
このほか、休業中であっても、契約農家や産地の経済に少しでも寄与できることを目指し、ECを活用した地鶏などの食材や商品の販売を実施している。
■おうち塚田農場
http://ouchi-tsukada.com/
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