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原宿クエスト/2025年春オープンへ

2022年10月26日 15:00 / 店舗

NTT都市開発は10月26日、原宿の新たなランドマークとして、商業施設「原宿クエスト」の新築工事を開始したと発表した。

<新生「原宿クエスト」>
新生「原宿クエスト」

完成は2025年春を予定している。旧「原宿クエスト」は1988年、「Quest For The New Standard」をコンセプトに、1985年閉館したNTTグループの前身である電電公社総裁公邸跡地に建設された、ファッション、カフェ&レストラン、ホールを併設した施設。2021年10月10日に閉館している。

新生「原宿クエスト」は、原宿駅前の「ウィズ原宿」近くの表参道に面しており、表参道側にはフラッグシップストアを誘致。世界有数のトレンド発信地としてエリアの価値向上に取り組む。

ウィズ原宿と同様、敷地内に奥原宿へ抜ける路地を設け回遊性を高め、奥原宿周辺の自社保有物件の利活用とともに、原宿ならではの新しい出会いや交流の場を創造する。緑豊かな歩いて楽しい街づくりを目指す。

地上6階・地下1階の7フロアで構成される複合商業施設となる予定だ。

低層棟と高層棟で構成されており、その間には、表参道から奥原宿をつなぐパサージュ(敷地内通路)を計画。各店舗が街との調和を図りながらも独立した路面店として個性豊かな世界観を表現できるよう、設計する。

高層棟の上層には、表参道いっぱいに開放されるテラス、ルーフトップから明治神宮、代々木公園、表参道のケヤキ並木を望むことができる唯一無二の空間を創造する。

また、新生「原宿クエスト」では、「Re: HARAJUKU CULTURE」を施設構成のコンセプトに据えた。個性あふれる世界の原宿カルチャーを追求する多様なテナントを誘致する。

<デュアリティ(二面性)がコンセプト>
デュアリティ(二面性)がコンセプト

デザインアーキテクトのOMA重松象平氏は、デュアリティ(二面性)をコンセプトとし、フラッグシップ店舗が並ぶ表参道と、個性豊かな路面店が点在する奥原宿の境界に位置する計画地の特性を生かした建築形態をデザインした。

表参道側は垂直性と透明性を意識したアイコニックな外観とし、パサージュを抜けた先には、奥原宿のスケール感に合わせた小さな店舗や広場、アートスケープを配置するなど、二面性を持ち合わせたデザインを採用する。

<周辺地図>
周辺地図

■原宿クエスト
所在地:(住居表示)東京都渋谷区神宮前1-13-14、13-21
敷地面積:約1960m2
延床面積:約7800m2
構造:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
規模:地上6階、地下2階、塔屋1階
用途:物販店舗、飲食店舗、サービス店舗、事務所、自動車車庫
着工:2022年10月
完工・開業:2025年春(予定)
事業主:NTT都市開発
デザインアーキテクト:OMA/Shohei Shigematsu(重松 象平)
設計:NTTファシリティーズ
施工:熊谷組

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