流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





2023年初売り/三越伊勢丹、そごう・西武で食品・衣料品が好調

2023年01月04日 17:15 / 店舗

三越伊勢丹、そごう・西武、J.フロント リテイリングなど大手百貨店の2023年の初売りは、手土産の菓子、衣料品のセールなどが好調だった。

<1月1日の西武池袋本店>
西武池袋本店

三越伊勢丹グループでは1月2日・3日の2日間計で2020年同期間比プロパー約20%増、セール0.0%、計約12%増だった。

入店客数は、1月2日単日で新宿伊勢丹本店が前年比約18%増、三越日本橋本店は約44%増、三越銀座店約20%増となっている。

開店前の行列は新宿伊勢丹本店が約7470人(前年比15%増)、三越日本橋本店約1800人(同65%増)。

外出機会の増加や気温低下などの後押しもあり、婦人・紳士の衣料品を軸にセール売り上げは伸長した。行楽需要の戻りから、アウター・セーターなどの重衣料を中心に好調に推移したという。

また、ハンドバッグ、時計・宝飾、セール未実施のラグジュアリーブランドの衣料品など、プロパー商品の売り上げも大きく伸びている。

J.フロント リテイリングは1月4日、初売りの売り上げが、1月2日・3日の2日間計で対前年度約1割増(法人・本社等を除く)となったと発表している。

さらに、西武池袋本店の1月1日の初売りでは、混雑回避、寒波対応のため、 開店時刻を10時から30分早め9時30分に開店 。売り上げは前年比約10%増、客数が約20%増だった。

行動制限のない年始だったため、集いのごちそう、手土産用の菓子が好調に推移した。

ファッションでは、旅行や外出需要の回復でコートやトラベル用品も売り上げを伸ばした。

免税は旅行手土産需要を中心に菓子が好調で、元日免税客数が約2.5倍となっている。

福袋は食品福袋が人気を集めた。7階催事場に特設会場を設けて販売した食品福袋は、正午までに完売している。

そごう横浜店でも、1月1日は開店を30分前倒しし、9時30分から営業を開始。入店客数は前年並み、売り上げは食品を中心に伸長し、全体で目標を上回ったという。

今年の初売りの特徴としては、帰省迎え・親族との集い・大家族メニュー、神奈川・横浜のデパ地下ブランドやレストランのニーズが多かったとしている。

酒をはじめ、大皿のすし・オードブルなどの総菜が2ケタ伸長、ケーキも需要が伸びた。10階レストランも地元の有名レストランをはじめ、前年比2ケタ増となっている。

■百貨店の関連記事
大手百貨店/12月売上高5社そろって増、年末年始の売り上げ好調

関連記事

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧