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イオンモール豊川/愛知県豊川市に190店舗集結のSC、来館目標900万人

2023年02月06日 15:58 / 店舗

イオンは4月4日、愛知県豊川市に「イオンモール豊川」をグランドオープンする。

愛知県南東部、名古屋鉄道豊川線八幡駅至近に位置し、公共交通アクセスに恵まれるとともに、国道1号線から東に約600mと幹線道路からのアクセスにも恵まれ、東三河全域からの幅広い集客が期待できる立地だという。

「はじめてを、はじめよう。」をコンセプトに、地域の生活者が集い、交わる緑豊かなガーデンスペース、スポーツやアウトドア体験ができる屋外広場を配置。地域最大級の食品売り場を設ける「イオンスタイル新豊川」を核店舗に、一日中楽しめるエンターテインメント施設、日常を彩る話題のライフスタイル型専門店など東海初21店舗、愛知県初8店舗を含む約190店舗を導入。新たな出会いと体験を創出する街のにぎわい拠点を目指す。

基本商圏は約10km圏内・約17万世帯・約43万人。年間来館目標は約900万人としている。

<イオンモールの藤木専務>
イオンモールの藤木専務

2月6日に開催された同施設の概要説明会で、イオンモールの藤木 光広専務取締役 CX創造本部長は「アウトドアのグッズ・アパレルの店に隣接したGRAND PARKでは、身体に障がいがある人もない人も、一緒に遊ぶことができる全国のイオンモールでも初めてのインクルーシブ遊具を導入し、キャンプ体験もできる。53のレストラン・カフェ・食物販といった食の専門店が集結し、家族で楽しめるショッピングセンターを目指す」と意気込みを語った。

<イオンモール豊川>
イオンモール豊川

豊川市は30~40代が多く居住し、子育て世代は3世代で住まうことも多いため、イオンモールが事前に行ったアンケートでは、「家族で一日中過ごせる場所」を希望する声が多かったという。

平日は共働き世帯のデーリーニーズ、休日は家族で過ごせるフードコート、エンタメ施設、屋根付きのスポーツやアウトドア体験ができる屋外広場で、地域のにぎわい創出に貢献したい考えだ。

1階に食物販、アパレル、アウトドア体験

<豊かなMARCHE>
豊かなMARCHE

1階には、イオンスタイル食品売場に隣接し、生鮮三品をはじめ、グロッサリー、和洋菓子、スイーツなど、21店舗が出店。食の一大グルメゾーン「豊かなMARCHE」が誕生する。

約780m2の広さの生鮮三品コーナーには、鮮度に定評がある鮮魚店「魚力」、銘柄牛の取り扱いが多く人気の精肉店「タカギフーズ」が出店。提携市場が多く、旬の商材をお手頃価格で提供する青果店「八百屋 日和市」が東海初出店する。

また、県内最大級となる約300m2の広さで、コーヒー豆・国内外の輸入食品を販売する「カルディコーヒーファーム」、グルメストア「久世福商店」、フランスパン、クロワッサンが評判の「ドンクエディテ/ミニワン」が出店。芳醇(ほうじゅん)なりんごとバターのおいしさを閉じ込めた優しい味わいのスイーツを提供する「りんごとバター。」が東海初出店する。豊川商工会議所が運営する地域応援セレクトショップ「豊穣屋HOUJOU-YA Toyokawa no megumi」が出店。豊川市や東三河地域の優れた農産物や加工品を展示・販売する予定だという。

アウトドア関連のアパレルを充実。本格的なアウトドアグッズから、余暇を楽しむレジャーグッズまで、豊富な品ぞろえの大型専門店「スポーツオーソリティ+アウトドアステージ」、「ムラサキスポーツ」のサーフボードやスケートボードに特化した新業態、トレンドアイテムを中心に、スニーカーのほか、トータルファッションでスポーツアイテムを提案する人気の「ABC-MART SPORTS」が出店する。

<GRAND PARK>
GRAND PARK

これらの店舗に隣接して、思いっきり身体を動かして過ごすことのできる「GRAND PARK」を展開している。身体に障がいがある人もない人も、一緒に遊ぶことができるインクルーシブ遊具、噴水を設置する。アウトドア、キャンプ体験ができるアクティブゾーンも備えている。

カジュアルファッションを代表するブランド「ユニクロ」が約1800m2の大型店でオープン。2階には、キッズアイテムを豊富に展開し、最新のトレンドファッションを買いやすい価格で提供する「ジーユー」が約2100m2の大型店で登場する。

1階にはそのほか、自分らしさを創造するブランド「niko and…」がカフェを併設し、約1000m2の大型店でオープン。人気ブランドを多数セレクトした「WOODY HOUSE」が東海初出店、自然体で自分らしいライフスタイルを提案するセレクトショップ「CIAOPANIC TYPY」もそろう。

3階に、キッズファッションを集結。ベビー用品から節句人形までトータルでそろう「Hello赤ちゃん」、マーキーズのオリジナルブランド「LSP by MARKEY’S」が新業態で出店する。

2階のオープンエア空間、芝生エリアとテラス席で食事も

<CENTRAL PARK>
CENTRAL PARK

2階には、緑あふれる芝生エリアとテラス席を設けた開放的な空間「CENTRAL PARK」が広がる。天井は大屋根で覆われており、天候に左右されることなく、オープンエアの中でゆったりとくつろぎながら食事を楽しめる。今後、来館者向けの野外イベントなどを開催する予定だ。

回転ずし「炙り百貫」、豊洲市場と産直ルートからの新鮮食材が自慢の丼ぶり、定食を提供する「築地食堂源ちゃん」が出店。洋食では、LIVEキッチンを設置し、ボリューム満点のメニューが人気のビュッフェレストラン「Buffet Paradaise OTTO」、イタリア料理を日本流にアレンジしたあんかけスパゲティを提供する「スパゲッ亭チャオ」がオープンする。

韓国から直輸入した食材を使用した韓国料理「キンパ専門店SHINKAN」が東海初出店。ふわふわでアツアツのお好み焼き、もんじゃ焼きが楽しめる「RIKYU」も出店する。三河に展開する地元の人気ワッフル専門店「WAFFLE STAND WASHAWASHA」も登場する。ハワイをイメージするゆったりとした空間で、ローカルフードやパンケーキを堪能できるハワイアンカフェ専門店「Hawaiian Diner HANAO CAFE」が愛知県初出店する。

<900席あるフードコート>
フードコート

3階のフードコートは、白と木目を基調とした落ち着いた空間に、2階の「CENTRAL PARK」を眺めながら食事できるスペースを含め、約900席を用意。和食やステーキ、麺類、ファストフード、カフェなど12店舗がそろう。

とんかつ専門店「かつ軒」、鳥料理を中心に提供する「からあげ、定食、丼 がブリチキン。」がオープン。自家製麺の打ち立てのうどんとこだわりの無添加いりこだし、揚げたての天ぷらや巻きずしを提供する「伊吹や製麺」、新鮮な野菜をさまざまな手法で調理した新感覚の野菜タンメン専門店「べじたん」が出店する。

キムチチゲやビビンバなど、韓国料理を楽しめる「韓国食堂 ソウルフルキッチン」が東海初出店、自家焙煎(ばいせん)コーヒーとホットサンドが味わえる専門店「スイートコーンズ」がオープンする。

3階にキッズ、エンタメ&ライフスタイルグッズ

カプコンが提案する最新のアミューズメントマシンを導入したエンターテインメント施設「MIRAINO」が愛知県初出店。商業施設では初となる巨大な立体アスレチック迷路「クレイジータワー」が登場する。超大型インフレータブルなどのアクティブエンターテインメントゾーン「Crazy BANeT」やバイオハザード、ロックマンなどのカプコンオリジナルVRが遊べる「VR-X」を導入する。

さらに、地元書店とカフェが融合したくつろぎの空間「本の豊川堂×nido cafe」が約1700m2の広さでオープンする。書籍以外にも文房具、ライフスタイル雑貨など多数の商品を取り扱う。

カフェでは、自家焙煎(ばいせん)コーヒーや洋菓子などを楽しめる。

そのほか、地域の要望が多かったベビー用品売り場を備えた、「キッズリパブリック」(イオンスタイル新豊川内)を導入する。「3COINS+plus」が愛知県最大級の広さとなる約500m2の大型店で、使いやすさはもちろん、環境配慮型商品を展開するダイソーの新業態「Standard Products」が出店する。

約320m2の多目的ホール「イオンホール」を設置。音響設備、スクリーンなど投影設備も備え、本格的な「落語」「オペラ」「バレエ」などの各種イベントを実施する。

デジタルを活用した新たなショッピング体験

デジタル施策では、1階「サウスコート」、2階「CENTRAL PARK」に、約400インチの大型LEDビジョンを設置する。館内やCENTRAL PARKで行われるイベントと連動し、リアルタイムで配信。専門店やイベント情報の発信、音や映像を活用したゆったりと過ごせるよう環境演出を行うほか、災害時には緊急避難放送に切り替える計画だ。

1階センターコートには、約15mの縦型のデジタルサイネージによる新たな映像体験を提供する。大きな滝から流れ落ちる水しぶきを体感可能で、館内においても、自然と一体となって過ごしている臨場感を味わうことができるという。

1階中央コートには、3台連結した150インチからなる大型デジタルサイネージを設置。インフルエンサーが撮影するシズル感のあるグルメ動画のほか、モールで働く専門店スタッフがおすすめ商品やコーディネート提案などを配信する。

<年間来館目標約900万人>
年間来館目標900万人

■イオンモール豊川
所在地:愛知県豊川市白鳥町兎足10-16
TEL:未定
出店店舗数:核店舗 イオンスタイル新豊川
サブ核店舖 ユニクロ、ジーユー、スポーツオーソリティ+アウトドアステージ、本の豊川堂×nido cafe、ヤマダデンキ テックランド、MIRAINO
専門店:約190店舖
敷地面積:約12万8000m2
延床面積:約11万3000m2
総賃貸面積:約6万3000m2
建物構造:鉄骨造 地上3階建
駐車台数:約3000台
駐輪台数:約1200台
設計・施工:清水建設
開店日:2023年4月4日グランドオープン
営業時間:専門店10時~21時
レストラン 11時~22時
イオンスタイル新豊川 1F 8時~22時
2F~3F 10時~21時
※一部営業時間が異なる売り場あり
休業日:年中無休
従業員数:施設全体 約3000人(内、イオンスタイル新豊川 約500人)
基本商圏:約10km圏内・約17万世帯・約43万人
https://toyokawa.aeonmall.com/

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