東急/渋谷駅東口エリアに大型複合施設「渋谷アクシュ」7/8開業

2024年05月21日 15:10 / 店舗

渋谷二丁目17地区市街地再開発組合とその参加組合員である東急は7月8日、渋谷駅東口エリアに誕生する大型複合施設「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」を開業する。施設は、1~4階は商業施設、5~23階はオフィスで構成する。5月21日、開業日決定に伴い、1~4階の商業施設に順次オープンする15テナントとパブリックアートの第1弾を発表した。

<施設イメージ>

施設が位置する渋谷駅東口エリアの渋谷駅から青山方面へと続く地域(以下、青渋)は、幹線道路に囲まれ、周辺エリアとの円滑な回遊が妨げられてきたことや、オフィス中心のエリアということもあり、人々が集い、賑わいが生まれる場所が不足しているという課題があった。そこで、施設は「TSUNAGI-BA」をコンセプトに、渋谷二丁目の飲食ゾーンと青山の文教エリアとのつながりを活かし、渋谷を代表するエリアである奥渋や渋南などに続く “青渋”のアイコンになることを目指す。

新業態や初出店の店舗を含む飲食テナント、アートギャラリー、健診センターなど15テナントが出店する1~4階の商業フロアによって、これまで通り道だった青渋エリアが、ひと時の休憩や食事を楽しむことができる人々の交流の場となる。ワーカーや学生が日常的に利用できるカフェやレストランに加え、パブリックアートを始めとした芸術作品に触れながら食事やワインをゆっくり楽しめるイタリアンなど、さまざまな利用シーンを彩る店舗を誘致した。

テナントは、通勤・通学前後やランチ、ディナーなど時間帯・用途別における“賑わい”を生み出す飲食店をはじめ、現代アートギャラリーや女性フロアも完備した健診センターなどを誘致した。

飲食テナントには、ワーカーや学生のニーズが高いカフェとして、「Single O Shibuya」(1階)、「ANTICO CAFFE AL AVIS」(2階)、「タリーズコーヒー」(3階)の3店舗が出店する。

また、1階には、東京初出店となる沖縄・恩納村発のハワイアンカフェ&ダイナー「hale’aina HOA」、渋谷エリア初出店のスパイスカレー&クラフトビールの「Spice Theater」が出店。2階には、日本橋の老舗塩問屋「中井商店」が初出店する日本料理店「塩・酒・肴 中井商店」、世界中の逸品を扱う輸入卸が展開する新業態のスペイン発カジュアルレストラン「Cerveza JPN」などがオープンする。

<渋谷ヒカリエ側の広場>

さらに、渋谷駅東口エリアの歩行者ネットワークをつなぎ、人々が集う空間として、渋谷駅方面と青山方面にそれぞれの玄関口となる広場が誕生する。渋谷駅方面の広場では、大型シースルービジョンの設置やキッチンカーの出店などにより賑わいを創出する。青山方面の広場では、現代アートギャラリーやアートバーを出店するNANZUKAのパブリックアートプロジェクト「NANZUKA PUBLIC」により、訪れる人々がさまざまな形でアート作品に触れる機会を創出する。アート作品は、年に2~3回ほど入れ替えながら継続的に展示する予定で、第1弾は世界的に活躍するフランスのアーティスト・Jean Jullien(ジャン・ジュリアン)氏の作品に決定した。

施設は、人々が集うだけでなく、滞在する時間・価値そのものを提供することによって、渋谷駅東口エリアの新たな賑わいを生み出すという。

■渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)
所在地:東京都渋谷区渋谷2-17-1
アクセス:JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東急東横線・田園都市線、
東京メトロ半蔵門線・副都心線、京王井の頭線「渋谷」駅至近
(銀座線ヒカリエ改札徒歩1分)
敷地面積:約3462m2
延床面積:約4万4543m2
規模:地上23階、地下3階
用途:事務所、店舗、駐車場など
高さ:地上120m

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