東京駅八重洲口/商業施設50店舗含む大型複合施設、周辺SCと地下通路で接続
2024年08月26日 15:54 / 店舗
三井不動産などが推進する「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は8月26日、起工式を開催した。
同事業は、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合と鹿島建設、住友不動産、独立行政法人都市再生機構、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産の参加組合員6社で展開。オフィス、商業施設に加え、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、劇場、バスターミナルを含むミクストユース型プロジェクトとなる。完工は2029年1月末を予定している。
また、「東京ミッドタウン八重洲」「八重洲地下街」「京橋エドグラン」と地下通路で接続し、東京駅前・京橋エリアの回遊性を向上させる。
商業施設部分は、地下1階~地上3階に約50の店舗が開業する。東京ミッドタウン八重洲とは、地下1階と地上2階で接続することにより両施設あわせて100店舗(約5000坪)を超える商業空間となる。「八重洲ブックセンター」が新店舗の出店を予定している。
11階~38階のオフィスは、1フロアが都内最大規模の約6300m2(1900坪)超のフロアプレートで、4方向いずれにも貸室を設けることが可能だ。
3階~6階には本格的な演劇を楽しめる劇場を導入。エンターテインメント機能の中心として、八重洲エリアに新たなにぎわいを創出する。
40階~43階には1泊~中長期滞在まで幅広いニーズに対応するホテルライクなサービスアパートメントを計画している。客室に加え、レストラン、フィットネスセンター、ビジネスサポート施設を備える。日英2か国語に精通したコンシェルジュ・フロントスタッフを配置し、外国人宿泊者の快適な滞在をサポートする。
3階~4階には体育館・プール・屋外運動場を含む学校施設を整備し、世界トップレベルの教育カリキュラムを提供するインターナショナルスクールを誘致する。
さらに、7バース(バスの乗降場)の高速バスターミナルを整備し、「東京ミッドタウン八重洲」「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」にて整備されるバスターミナルと一体運用を行う。
3地区合わせて20バースを有する日本最大級の高速バスターミナルとなり、東京駅前の交通結節機能を強化する。
■八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業
施行者:八重洲二丁目中地区市街地再開発組合
所在地:東京都中央区八重洲2-4~7
区域面積:約2.2ha
敷地面積:約1万9560m2
延床面積:約38万9290m2
主要用途:事務所、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場など
階数・高さ:地上43階/地下3階、約227m
設計・施工
基本設計・実施設計監修・監理:日建設計
都市計画・再開発コンサルタント:日建設計
実施設計・監理:鹿島建設
施工:鹿島建設
交通アクセス
JR「東京」駅八重洲口(徒歩3分、地下直結)
東京メトロ銀座線「京橋」駅(徒歩2分、地下直結)
東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅(徒歩8分)
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅(徒歩5分)
建物完工:2029年1月末(予定)
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