サイゼリヤ 決算/8月期増収増益、DX活用などで店舗組織改善・客数増加
2024年10月09日 18:17 / 店舗
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サイゼリヤが10月9日に発表した2024年8月期決算によると、売上高2245億4200万円(前年同期比22.5%増)、営業利益148億6300万円(105.8%増)、経常利益155億8500万円(96.0%増)、親会社に帰属する当期利益81億4900万円(58.1%増)となった。
日本事業の売上高は1464億5500万円(21.6%増)、営業利益は27億円3700万円(前期は14億9100万円の営業損失)。店舗従業員充足率の向上や店舗組織の改善、メニュー施策やDX活用の効果などで既存店の客数、客単価は引き続き増加傾向にある。
一方、資源価格の高騰と円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響を受けているという。
豪州事業の売上高は108億3500万円(45.5%増)、営業利益は4億7300万円(90.6%増)。食材の製造などを行っている。
アジア事業の売上高は793億7800万円(36.5%増)、営業利益116億1900万円(37.5%増)。新規出店を継続的に進め、店舗数が増加した。
施策面では、2023年9月に店舗マネジメントレベル向上のため、店舗運営部組織に「ゾーンマネジャー」を設置。顧客の利便性向上と店舗作業の改革を目的として、2024年8月にセルフレジを全店で導入完了した。
QRコードと顧客の携帯端末を使った注文方式ついては、2024年8月末現在で400店舗に導入。2025年8月までに全店導入を予定している。今後も各種取組を通じ、収益力の底上げを行っていく。
次期は、利益体質強化のため、店舗のマネジメント力の向上、コミッサリー機能による店舗作業削減、グローバルな視野での生産・物流・購買の再構築を行うとしている。
2025年8月期は、売上高2536億円(12.9%増)、営業利益166億円(11.7%増)、経常利益164億円(5.2%増)、親会社に帰属する当期利益103億円(26.4%増)を見込んでいる。
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