ショッピングセンター/24年は36施設がオープン、閉店は38SC
2024年12月24日 14:07 / 店舗
- 関連キーワード
- ショッピングセンター
- 商業施設
- 新店舗オープン
- 閉店
日本ショッピングセンター協会は12月24日、2024年オープンしたショッピングセンター(以下:SC)は36施設だったと発表した(速報値)。
主な大型SCは「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(2月、東京都港区)、「東急プラザ原宿 ハラカド」(4月、同渋谷区)、「Shibuya Sakura Stage」(7月、同渋谷区)、「ゆめが丘ソラトス」(7月、横浜市泉区)、「KITTE大阪」(7月、大阪市北区)、「エミテラス所沢」(9月、埼玉県所沢市)、「長崎スタジアムシティ」(10月、長崎県長崎市)など。
「Shibuya Sakura Stage」「長崎スタジアムシティ」といったカルチャー、スポーツの要素をプラスした施設が登場した。
一方、「iiNEマルシェ」(4月、名古屋市瑞穂区)、「イオンタウン楽々園」(12月、広島市佐伯区)のような地域住民の生活を支える食、コミュニティー機能を凝縮した小型施設も目立っている。
2022年36施設、2023年34施設と同程度の開業となった。
平均テナント数は41店舗。平均店舗面積は1万858m2、前年比約6310m2減と大きく落ち込んだ。
店舗面積1万m2未満のSCは全体の7割を占め、小型SCの開発が目立った。
地域別にみると、関東甲信越13施設、近畿7施設、九州・沖縄6施設などとなっている。
閉店したSCは38施設だった。建物老朽化や競争激化などによる売り上げ不振が理由と推測される。一方、閉店後に建て替え、新たなSCとしてオープンするケースもあるという。
2024年末のSC総数は、昨年末比2施設減の3090。2019年以降6年連続減となる見込みだ。
取材・執筆 鹿野島智子
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。