パナソニック/家庭向けコーヒーサービス事業「ザ・ロースト」を開始
2017年01月20日 16:00 / 経営
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パナソニックは1月19日、コーヒーサービス事業「The Roast(ザ・ロースト)」を開始すると発表した。
家庭用コーヒー焙煎機とあわせて、専用スペシャルティ豆と焙煎プロファイルを定期頒布する新サービスを、パナソニックのショッピングサイトPanasonic Store(パナソニック ストア)で4月上旬から開始する。
スマートコーヒー焙煎機は税別10万円で販売する。
生豆パック(1種200g入)は1年間の契約コース(12回の定期頒布)を用意。3種セット(5500円/月)と2種セット(3800円/月)を販売する。契約件数で月間100件を目標とする。
サービスの開始にあたり、コーヒー輸入商社の石光商事と2013年焙煎世界大会チャンピオンの後藤直紀氏「豆香洞(とうかどう)コーヒー」(福岡)と提携した。
コーヒーの普及は、大量生産により安価に一般家庭で飲めるようになった「第一の波」、アメリカシアトル系のエスプレッソ主体のコーヒーチェーン店が広まった「第二の波」、豆の産地や種類・抽出にこだわるスペシャルティコーヒーが登場した「第三の波」と段階的に高まり、近年は豆の焙煎度や鮮度にまでこだわった自家焙煎が注目されている。
「ザ・ローストは、おうちで、極上のコーヒー体験をコンセプトに、新開発の家庭用焙煎機と、厳選した生豆の定期頒布と焙煎士による豆にあわせた焙煎プロファイル(焙煎工程のプログラム)をセットで提供し、特別な焙煎技術や知識がなくても、自宅で手軽に焙煎したての味と香りを楽しむ事ができる、世界初のコーヒーサービス」(同社)。
定期頒布する生豆は石光商事が厳しい品質管理と安全基準で選定した世界中の良質なスペシャルティ豆を季節ごとの4つのテーマにあわせて毎月、配達する。
焙煎プロファイルは後藤直紀氏が豆の特長にあわせて1種類の豆に焙煎度の異なる2~3パターンを作成する。
年間で最大100パターン近くの味や香りの違いを楽しめる。焙煎プロファイルはデータをスマートフォンやタブレットの専用アプリでクラウドから読み込み、焙煎機へ転送することで簡単に焙煎を行うことができる。
焙煎機の開発ではイギリスのベンチャー企業「IKAWA」社と技術提携し、豆の特長を引き出すための、きめ細かな温度・風量制御、さらには使い勝手の良さを実現したという。
■The Roast(ザ・ロースト)
http://panasonic.jp/roast/
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