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カインズ/DIY FACTORY運営の大都と業務資本提携

2017年08月30日 16:30 / 経営

カインズは8月29日、体験型DIYショップ「DIY FACTORY」と日本最大級のDIY用品のECサイト「DIY FACTORY ONLINE SHOP」を運営する大都と業務資本提携した。

提携により、カインズは大都への出資し、取締役副社長高家正行氏を社外役員として派遣する。

<カインズの店舗>
カインズの店舗

<DIY FACTORY>
DIY FACTORY

両社は2016年9月に、業務提携の契約を締結して以来、共同での商品仕入れ・販売・売場連動など、互いの強みを活かしながら、DIY文化の醸成をめざし、取り組みを進めていた。

業務資本提携により、両者間の関係性をより深化させ、リアルとネットのコミュニティを活かした新たな価値の創造に取り組む。

カインズの持つ200店を超える拠点と、大都の持つネットコミュニティ・オンライン上のマーケティング力の融合により、お客にとってDIYの体験の入り口を増加させ、DIYレシピや実施場所、情報共有のコミュニティ提供など、日常的にDIYを取り入れるための場を協業により整備する。

両社の持つルートや情報を共有し、誰もが気軽にDIYを楽しめるほか、暮らしを自分らしくアレンジすることができるようなオリジナル商品、プライベート・ブランド商品の共同開発を行う。

お客がDIYを日常的に取り入れやすくなる、また、より自分らしい暮らしを創造できるようになるような、新たな価値の創造と提供を目指す。

両社の知見を最大限に活かし、これまでにない新しい形の売場づくりや情報提供を行う。

例えば、カインズ内の売場において、新しくDIYを始める方向けの教室や、自宅に作業スペースのない人向けの作業場を提供する。

そのほか、自分らしく暮らしを育む広義でのDIYを楽しめるよう、便利で役に立つ情報の発信や必要な道具がそろう売場づくりを通して、これまでにない新しいDIYのための拠点を整備する。

オンラインとリアル店舗を融合させたトータル顧客価値の創出を目指す。

両社共同によるオンラインコンテンツの制作、既存資産の共同活用、オンラインコミュニティとリアル店舗の顧客に対する相互アプローチなどを行い、顧客価値の提案を深化させる。

各取り組みを加速させるため、カインズから大都への非常勤取締役を派遣するなど、両社の人材交流を積極的に実施して両社提携の推進を図る。

異なる二つの企業文化の融合により、両社の取り組みにおける可能性を大きく拡大する。

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