イオン/モリシア津田沼店と南砂町スナモ店、ダイエー店舗にリニューアル
2017年09月01日 22:00 / 経営
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イオンは9月5日、イオンリテールが運営する「イオンモリシア津田沼店」(千葉県習志野市)と「イオン南砂町スナモ店」(東京都江東区)の運営をダイエーに移管し、ダイエー店舗としてリニューアルする。
店舗名称を「ダイエーモリシア津田沼店」「ダイエー南砂町スナモ店」に改め、店内に「イオンフードスタイル バイ ダイエー」を導入する。
モリシア津田沼店は2008年3月に、旧ダイエー津田沼店の跡地にイオンが出店し、南砂町スナモ店は同年10月に、イオンが出店した。
イオンリテールが運営する店舗をダイエーに譲渡するのは初めて。両店の従業員は、ダイエーが引き継ぐ。
2015年4月にダイエーを首都圏と京阪神の食品スーパー事業に特化する方針を打ち出していた。
今回、総合スーパーを中心に展開するイオンリテールが、関東の2店舗の運営をダイエーに移管することで、事業区分をより明確にする。
イオンリテールは食品スーパーを宮城に1店、新潟に9店展開しているが、いずれもダイエーの展開地域ではないため、ダイエーに店舗を譲渡することはないという。
イオンリテールとダイエーの広報部は、「これまで発表しているダイエーの事業再生計画を推進する一環で、店舗名称は店舗を運営する事業会社にあわせた」とコメントしている。
両店とも、「イオンフードスタイル」業態に移行することで、食品スーパーとしての魅力度をより高める。
ミックスサラダ、トマトサラダなどの定番サラダのほか、特定の栄養素が高い野菜を使用した栄養チャージサラダ、細長くスライスした野菜を麺のように食べるベジヌードル、ミートグリルなどと合わせた一食完結サラダなど展開する。
ヘルス&ウェルネスをテーマにした加工食品コーナーを導入。こんにゃく・おから・海藻・豆腐を主原料としたヘルシー麺、甘酒・麺飲料、ノンオイルドレッシング、無添加味噌、カフェインレスコーヒーなど、健康志向の高い人の支持が高い商品を集積する。
イートインコーナーを両店とも移設拡大し、モリシア津田沼店は94席、南砂町スナモ店は53席のイートインコーナーを設置する。
なお、ダイエーの店舗名称を今後も継続して使用するかについては未定だという。
店舗概要
ダイエーモリシア津田沼店
所在地:千葉県習志野市谷津1-16-1
売場面積:約3600m2
営業時間:10時~23時
ダイエー南砂町スナモ店
所在地:東京都江東区新砂3-4-31
売場面積:約2200m2
営業時間:9時~23時
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