バーバリー/売れ残りの廃棄処分、リアル・ファーの使用停止
2018年09月10日 11:01 / 経営
バーバリーは9月6日、売れ残り品の廃棄処分を即日停止することを発表した。
この決定は、同社が昨年発表した、5か年計画の一環として設定した目標に基づいており、新たな事業戦略によって売れ残り品の原因の解消に取り組む。
すでに売れ残り品の再利用、修理、寄付、またリサイクルを実施しており、今後も継続的にこの取り組みを拡大する。
昨年は、サステイナブルなラグジュアリーグッズを展開する英エルヴィス&クレッセ(Elvis&Kresse)とパートナーシップを締結し、今後5年間、商品の製造過程で発生するレザーの切れ端120トンを素材に新しい商品を作る取り組みを実施している。
また、今後商品にリアル・ファーの使用も停止する。
今月行われる新チーフ・クリエイティブ・オフィサー、リカルド・ティッシによるバーバリーでのデビュー・コレクションではリアル・ファーの使用はなく、既存のリアル・ファー商品は段階的に廃止する予定。
マルコ・ゴベッティCEOは、「現代のラグジュアリーとは、社会的・環境的な責任を持つことを意味します。これはバーバリーの核となる信念であり、この信念は長期的な企業の展望において極めて重要です。商品に注ぐのと同様のクリエイティビティを企業運営全体に発揮することはバーバリー社のコミットメントです」とコメントしている。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。