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イオン/フジと資本業務提携、フジ株式15%を取得

2018年10月12日 17:20 / 経営

イオンとフジは10月12日、資本業務提携すると発表した。

<イオン本社>
イオン本社

イオンは、2019年2月末を目途にフジの発行済株式総数の最大15.0%を既存株主から相対で取得する予定だ。株式取得の相手先、条件等は現時点で未定。

2019年3月以降にフジはイオンの子会社であるマックスバリュ西日本株式をイオンから取得する予定だ。株式数は、今後協議の上決定する。

両社は、速やかに「提携推進チーム」を立ち上げ、具体的な業務提携を検討する。業務提携の具体的な方針と内容などは、今後両社間で協議を進める予定だ。

提携により、商品の共同調達(ナショナルブランド商品、地域商品、輸入商品)や中国・四国地域のオリジナルプライベートブランド商品の共同開発を検討する。

相互のショッピングセンター、GMS(総合スーパー)の活性化に向けた取り組み、地域の客層に合わせた店舗展開なども想定する。

物流センター、プロセスセンター等の機能整理と活用と資材、什器、備品等の共同調達、バックオフィス業務統合によるコスト削減も目指す。

クレジットカード、電子マネー、ポイントカードの共同利用に向けた取り組みやネットビジネスの共同研究、共同開発など、eコマースへの取り組みも進める。

両社グループ間で相互に役員を派遣する予定だ。

2018年2月期のフジの売上高は2985億7300万円、営業利益72億3800万円、経常利益89億3800万円、当期利益56億200万円だった。

イオンの売上高は8兆3900億1200万円、営業利益2102億7300万円、経常利益2137億7200万円、当期利益245億2200万円だった。

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