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イズミ/創業者の山西義政会長が5月29日付で退任

2019年05月29日 17:20 / 経営

イズミは5月29日、創業者の山西義政取締役会長が同日付で退任したと発表した。

<山西義政氏>
山西泰明氏

山西氏は1922年生まれの96歳で、名誉会長に就く。

同日に行われた第58回定時株主総会において、山西氏は、退任の挨拶として「イズミという会社は非常に運の良い会社だなとつねづね感じております。私自身は昭和18年に軍隊に入り、当時世界最大といわれた伊400型潜水艦に乗っておりました。台風で作戦決行が遅れたため、昭和20年8月15日に終戦を迎え、命拾いをしました」。

「その後、昭和25年に創業した山西商店から数えて74年間事業を続けてまいりましたが、その間に一度も赤字を出さなかったこと、慎重にやりすぎスピードが遅かったという反省はありますが、たった3人で始めた会社が現在営業収益7300億円の会社になったことも非常に運が良かったと思っております」とコメントした。
  
■山西義政氏略歴
1922年9月1日、広島県大竹市生まれ
20歳で海軍に入隊。当時世界一といわれた潜水艦「伊400型」に機関兵として乗艦。オーストラリア沖ウルシー環礁への出撃途上、西太平洋上にて終戦を迎える。
戦後、原爆投下で焼け野原となった広島駅前の闇市で商いの道に進み、1950年に衣料品卸問屋山西商店を設立。
1961年にスーパーイズミを創業。その後、西日本各地に大型ショッピングセンター「ゆめタウン」を展開し、西日本最大の小売チェーンを築き上げる

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