飲食店決済/キャッシュレス利用したい50%、クレジットカード利用80%
2019年05月29日 17:40 / IT・システム
日本政策金融公庫は5月29日、「2019年3月外食に関する消費者調査結果(飲食店でのキャッシュレス決済の意向・利用状況)」を発表した。
飲食店での支払いは、「キャッシュレス決済をできるだけ利用したい」と回答した割合が51.9%となり、過半数を占めた。
性年代別にみると、女性60代が59.0%と最も高く、次いで、男性20代・30代、女性50代が同数の56.0%となっている。
飲食店を利用する際の支払方法について、「現金のみ」と回答した割合は、ふだんの朝食や昼食・夕食の時が37.1%、友人・知人との飲み会や食事会の時が49.3%となった。
一方、現金以外で支払うことがあると回答した割合は、それぞれ60.5%、46.9%となった。
飲食店でキャッシュレス決済を利用する方の決済手段は、「クレジットカード」と回答した割合が80%を超え最も高い。
性年代別にみると、男性30代は、クレジットカード以外のキャッシュレス決済を利用する割合も高かった。
性別・性年代別にみると、ふだんの朝食や昼食・夕食の時は、男性20代・30代および女性50代・60代で「現金のみ」と回答した割合が30%程度と他の性年代に比べて少なく、現金以外で支払うことがあると回答した割合が多かった。
また、友人・知人との飲み会や食事会の時は、女性より男性の方が現金以外で支払うことがあると回答した割合が高くなった。
飲食店で利用しているキャッシュレス決済は、ふだんの朝食や昼食・夕食の時、友人・知人等との飲み会や食事会の時ともに、「クレジットカード」と回答した割合が80%を超えた。
性年代別にみると、男性30代は、ふだんの朝食や昼食、夕食の時において、クレジットカード以外のキャッシュレス決済を利用している割合も多かった。
外食頻度別のヘビーユーザーにおいても、同様の傾向がみられる。
飲食店でキャッシュレス決済を利用する際の金額基準は、「そのような基準はない」と「100円以上」と回答した割合の合計が、クレジットカード(51.0%)とデビットカード(50.0%)が約半数。
さらに、交通系カード型電子マネー(82.1%)、商業系カード型電子マネー(85.1%)、スマートフォンのアプリを用いた決済サービス(84.3%)がいずれも80%を超えている。
少額からキャッシュレス決済を利用している人が多いことが伺える。
飲食店でキャッシュレス決済が利用できず「不便に感じたことがある」と回答した割合は、「スマートフォンのアプリを用いた決済サービス」(50.6%) が最も高い。
次いで、「商業系カード型電子マネー」(44.1%)、「クレジットカード」(40.7%)となっており、不便に感じた経験を持つ人は一定割合いることが伺える。
■調査概要
調査時期:3月8日~3月11日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:日本全国に居住する、半年に1回以上外食をしている20歳から69歳の男女1000人(男女各500人)
回収数:1000人
(内訳)
・男性20代(100人) ・女性20代(100人)
・男性30代(100人) ・女性30代(100人)
・男性40代(100人) ・女性40代(100人)
・男性50代(100人) ・女性50代(100人)
・男性60代(100人) ・女性60代(100人)
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