イオンリテール/2018年度のレジ袋辞退率81%、新作マイバック発売
2019年06月07日 15:30 / 経営
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イオンリテールは6月5日、2018年度にレジ袋の無料配布中止を実施した店舗のレジ袋辞退率が約81.1%になったと発表した。
2007年からレジ袋の無料配布中止に取り組み、現在、本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」約400店で実施している。
4日からは、リサイクル原料を使った買い物袋とマイバッグを発売した。
リサイクルポリエチレンを80%使用した買い物袋は、M税別40円、L50円で販売する。リサイクルポリプロピレンを50%使用したマイバッグは、M150円、L200で販売する。
買い物袋は、おしゃれでカラフルなデザインを採用し、小さく折りたたんで持ち運べる。
マイバッグは、カラフルなデザインのほか、持ち手部分は肩から下げられる長さに設定し、使いやすくした。
エコバッグについて独自調査をしたところ、来店客の46%は毎回マイバッグを持参しているが、47%は流動的で、7%はレジ袋を毎回、購入している。
リサイクル原料を使った買い物袋とマイバッグを投入することで、現状は布・不織布・ナイロンのマイバッグを持参したり、時にはレジ袋を購入したりしている「20~40代女性」「男性」「若年層」のマイバッグ利用を促進する。
そのほか6月から、「マイバスケット」のカラーをリニューアルした。マイバスケットの利用率が高い北海道、近畿、東海から、先行発売を開始した。
年間平均で約25万個の販売実績があり、これまではパステルカラーのピンク一色だったが、黒、赤、緑の3色展開にする。
マイバスケットは、デポジット式で販売している買い物カゴで、2000年から販売している。現在、362円で販売しており、不要になって店舗に返却すると、購入金額を返金する。
イオンは1991年、レジ袋の原料である石油資源の節約や生産時のCO2排出量削減のため「買物袋持参運動」を開始し、お客とともにレジ袋の削減に取り組んでいる。
2007年に当時の「ジャスコ東山二条店(現イオン東山二条店)」(京都市)で、全国チェーンで初めてレジ袋無料配布を中止した。
その後、グループ会社でもレジ袋無料配布中止店舗を拡大し、2018年は1701店がレジ袋無料配布中止店舗となり、イオングループの平均レジ袋辞退率は65%となった。
2019年は、新たにグループ33社853店でもレジ袋無料配布を中止する予定で、レジ袋無料配布中止店舗2554店、平均レジ袋辞退率80%超を目指す。
なお、レジ袋を希望するお客には、環境に配慮したバイオマスの原料を使ったレジ袋を有料で販売しており、これまでの累計収益金約2億2990万円は、緑化や植栽帯の管理・清掃など、地域の環境保全の取り組みに役立てている。
2019年度も、有料で販売したレジ袋の収益を寄付する計画で、6月から順次、2018年度に販売した有料レジ袋の販売価格から仕入原価を差し引いた、収益金742万5767円を自治体や団体などへ寄付する予定だ。
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