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食品宅配市場/2018年度2兆1399億円「ミールキット」好調

経営/2019年10月09日

矢野経済研究所はこのほど、国内食品宅配市場を調査し、業態別8分野の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。

<食品宅配市場規模推移(主要8分野合計値)>
食品宅配市場規模推移

2018年度の食品宅配市場規模(主要8分野合計値)は前年度比2.8%増の2兆1399億円と推計した。2016年度に2兆円の大台に乗り、少子高齢化の進行で国内の食関連市場が縮小傾向にあるなか、堅調な伸びを示している。

少子高齢化、女性の社会進出といった社会的要請を受けて、食品宅配サービスは年々その重要性を増しているが、異業種のみならず、業態間の競争も激化しているという。

レシピ(献立)と調理に必要な人数分の食材(カット済みの肉や野菜、調味料などを含む)がセットになった「ミールキット(料理キット)」が好調。手作りにはこだわりたいが、毎日の献立作りや買い物、調理には時間をかけられない現代人のニーズに応えた商品となっている。

ミールキット(料理キット)は従来、食材(惣菜)宅配分野の商材であるが、近年は生協やネットスーパーなどが参入して調理メニュー(献立)が拡充され、品質も向上している。主要なユーザー層は、家事(調理)の時短ニーズが高い子育て・共働き世帯であるが、昨今は高齢・単身世帯の需要も高まっており、参入各社は大きな成長を見込んでいる。

需要が拡大するミールキットの利用実態を把握するため、2019年7月に三大都市圏(首都圏・中京圏・近畿圏)在住の女性(20代~60代以上)のミールキット利用経験者1090人を対象に、インターネットアンケート調査を実施した。

「ミールキットを利用する理由」(複数回答)について、「毎日の献立を考えるのが面倒」(46.7%)が最多で、次いで「料理に時間をかけたくない」(35.7%)、「食材が余らない(ゴミにならない)」(31.0%)であった。調査結果からは、調理にかかる時間や手間をできる限り削減したいという時短ニーズに加えて、余計な食材を買って余らせたくない(ゴミにしたくない)という需要も高いことが示された。

また、食品宅配市場規模(主要8分野合計値)は、引き続き順調に推移し、2023年度の市場規模は13.0%増の2兆4172億円に達すると予測している。

■調査要綱
調査期間:2019年5月~7月
調査対象:在宅配食・食材(惣菜)宅配サービス企業、ファストフード・外食チェーン店運営企業、生協、量販店、乳業メーカー、食品宅配支援サービス企業、その他関連企業・団体など
調査方法:同社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびにインターネットアンケート調査併用

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