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イオン/岡田社長「予測ができ、想定外に対応できるリーダー必要」

経営/2020年01月10日

イオンの岡田元也取締役兼代表執行役社長グループCEOは1月10日、千葉市の本社で社長交代にあたっての記者会見を開いた。

<岡田社長>
岡田社長

3月1日付で、吉田昭夫代表執行副社長ディベロッパー事業担当兼デジタル事業担当が代表執行役社長に就任することに伴うもの。吉田氏は事業会社イオンモールの社長を兼務している。

岡田社長は、「これからはマーケットの変化が激しく、消費者にとっても厳しい時代となる。予測ということが非常に大きな経営者としての能力になるだろう。なにか物事が発生してから、それに対応する人はたくさんいると思う。(吉田氏には)先に早く手を打っていけることをさらに磨いていただきたい。想定外ということがいつでも起こる中で、想定外なので、何もできないのではリーダーとは言えない。(吉田氏は)想定外に対応できる新しいイオンのリーダーになっていただけると思う」と挨拶した。

また、「イオンも非常に大きくなり、事業機会やチャンスの浪費癖とも思える状況がある。なかなか決めずに、踏み込めずに、リスクを取らない傾向が、非常に濃くなってきた。こういったことを変えてくれる新たなリーダーについて社外取締役と議論をしてきた」と社長交代の背景を説明した。

人選の理由については、「吉田氏は、開発をやってきたこともあり、予測をして長期的な変化を見通し、そこからくる採算を考えて決断する能力にたけている。開発は巨額の投資を伴い、間違いなくリスクがある。そこでの決断力、交渉をまとめることができている。最近では、イオンもデジタル成長を目指す中で、(英国ネットスーパー)Ocado(オカド)社と提携したが、これも吉田氏に中心になってまとめてもらった。イオンモールの今度の決算は、日本国内が好調なことに加え、中国が40億円以上の利益を出せる日本に次ぐマーケットになり、非常に大きな貢献をしてくれた」と述べた。

新社長と岡田氏の役割分担については、「新社長との間の責任分担、協力の仕方についても話をしている。これはシンプルに社長交代だ。吉田氏は5月の定時株主総会の決議を経て、取締役に就任する。私は、取締役兼代表執行執行役会長となる」と述べた。

その上で、「新しい組織については、新社長の意向もあるので、これから社外取締役を含めて議論が進められる。2019年度中(2月末まで)に、新しい組織を決めて、3月からその組織が動いていくことになる。ほとんどの権限は新社長に当然、任せられることになる。私は、長期戦略を中心に、グループがより成長できるようなことを考えている」と語った。

イオンは、委員会設置会社であり、指名委員会とすべての社外取締役の賛同を得て、承認した。次期社長の選定にあたっては、約2年をかけて議論したサクセッションプランに従って、「これから求められるリーダーシップを考えて」決定したという。

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