セブン&アイ/首都圏食品スーパー再編、新会社「ヨーク」設立
2020年04月09日 17:50 / 経営
セブン&アイ・ホールディングスは4月9日、新会社「ヨーク」のもとでグループの首都圏食品スーパーを再編し、首都圏食品戦略を新たな店舗フォーマットで推進すると発表した。
グループで食品スーパーを展開するヨークマートが6月1日付で、「ヨーク」への商号変更を実施し、同社のもとでイトーヨーカ堂が首都圏エリアで展開している「食品館」「ザ・プライス」の20店舗、フォーキャストがテスト展開している「コンフォートマーケット」を統合する組織再編を行う。
成長戦略の一環として推進している、首都圏エリア食品マーケットへの対応強化の一環として実施し、首都圏のマーケット環境に適した新たな店舗フォーマットを確立のうえ、食品シェアの拡大を目指す。
4月30日には、シェルガーデンについてもそごう・西武から、セブン&アイHD傘下へ移行し、シナジーを追求する。
また、ヨークにおいては、プロセスセンターやセントラルキッチンの導入など、製造・配送・販売が一体化したマーチャンダイジング(MD)を強化するとともに、これまで各社が構築してきた MDを統合することで更なるシナジーを目指す。
将来的にはイトーヨーカ堂の食品事業、ヨークベニマルとも連携し、サプライチェーン全体の効率化を図るとともに、首都圏エリアにおけるお客の利便性の向上や社会のニーズに応えるという。
■新会社の概要
会社名:株式会社ヨーク
所在地:東京都江東区青海2-5-10
テレコムセンタービル西棟12階
代表者:大竹 正人
資本金:30億円
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