トキワサンコウ/豆腐製造、学校休校で需要激減「新型コロナ」倒産
2020年04月15日 10:30 / 経営
東京商工リサーチによると、静岡の豆腐製造トキワサンコウは4月2日、静岡地裁浜松支部より破産開始決定を受けた。負債総額は債権者39人に対して8160万円。
地元の食料品店や市場、学校給食向けなど多くの販路を有し、2010年3月期には売上高約1億500万円をあげていた。
しかし、その後は減収基調で推移し、近年は売上高約5000万円にとどまっていた。打開策として宅配弁当の取り扱いも開始したものの、設備移設に伴い2020年2月から宅配弁当の取り扱いを休止していた。
こうしたなか「新型コロナウイルス」感染防止のため、学校が休校となったことで主力の豆腐の需要が激減。今後の事業継続は不可能と判断し、今回の措置となった。
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