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雪印メグミルク/牛乳事業の黒字化目指す「PB」取引条件見直しも

2020年05月18日 12:23 / 経営

雪印メグミルクは5月13日、牛乳類事業において2026年度末までに営業利益黒字化を目指すと発表した。

同日行われたWEBで行われた決算・中期経営計画説明会で、西尾啓治社長が明らかにしたもの。

<西尾啓治社長>
西尾啓治社長

黒字化への取り組みとして、プライベートブランド(PB)を含めた低採算商品の見直し、生産体制・ロジスティクスの最適化でコストダウンを推進。差別化・付加価値商品の開発・導入で、バリューアップを図る。

<市乳事業は営業黒字化が定着>
市乳事業は営業黒字化が定着
※出典:5月13日決算・中期経営計画説明会資料(以下同)

西尾社長は、「牛乳類事業を含む市乳事業(飲料・デザート)は2015年度から営業黒字化が定着しており、今後牛乳類単体の黒字化も目指す。具体的な商談はこれからだが、PBの取引条件の見直し、取引条件が合わなければ取引自体も見直すことを検討している」。

また、「今年3月には、名古屋工場の生産を終了し、豊橋工場に統合、生産体制を最適化した。PB含む不採算商品の見直しなどから販売量、売上が減少することを見込み、今年度から始まる中計の最終年度でもデザート・ヨーグルト事業は2020年3月期の売上高2839億円から減少し、2023年3月期売上高は2800億円を見込んでいる」と構造改革について説明した。

<コストダウンを推進>
コストダウンを推進

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