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イオンモール/新型コロナ対策など「サステナビリティボンド」300億円調達

2020年08月28日 15:30 / 経営

イオンモールは8月28日、社会課題の解決と環境配慮を目的に、同社初となるサステナビリティボンドを発行すると発表した。

サステナビリティボンドとは、調達資金の使途が、社会的課題の解決に資するものであること(ソーシャル性)及び、環境改善効果があること(グリーン性)の双方を有する債券。

発行年限は5年/7年、発行額は総額300億円。資金使途は、新型コロナウイルス対策、東日本大震災復興支援、海外モール建設、国内モール建設とした。

<新型コロナ対策、東日本大震災復興支援などに充てる>
新型コロナ対策

社会経済的向上とエンパワーメントについて、新型コロナウイルス対策として、モールの検温機器導入費用(新規・リファイナンス)、出店テナント企業に対する事業継続支援(リファイナンス)、マスク・消毒液・パーティションなどの感染防止のための備品の取得費用(リファイナンス)に充てる。

東日本大震災復興支援として、イオンモールいわき小名浜の建設(リファイナンス)に利用する。

また、グリーンビルディング、再生可能エネルギー、エネルギー効率のカテゴリーでは、イオンモールHoang Mai(ベトナム)の建設(新規)、イオンモール カンボジア3号店の建設(新規)、イオンモール上尾の建設(新規)、イオン藤井寺SCの建設(リファイナンス)に充当する。

同社は、地域とともに「暮らしの未来」をつくるLife Design Developerを経営理念に掲げ、商業ディベロッパーとしてショッピングモールの開発・管理・運営に加え、一人ひとりのライフステージを見据えたさまざまな機能を拡充することで、ショッピングのみならず、人との出逢いや文化育成なども含めた「暮らしの未来」のデザインを目指している。

直近では新型コロナウイルス感染症拡大を受け、同社モールの出店テナント企業に対し、各種支援を実施した。

さらに、イオン新型コロナウイルス防疫プロトコルに則して継続的に防疫対策を行うことで、顧客への安全・安心の提供はもちろんのこと、全ての従業員が安心して働けるモール運営に取り組んでいく。

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