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日清製粉/68億円投資し、米国テキサス州工場に新ライン増設

2016年10月27日 10:53 / 経営

日清製粉は10月27日、海外子会社の Miller Milling Company, LLC(以下「ミラー・ミリング・カンパニーLLC」)のサギノー工場(米国テキサス州)に新ラインを増設し、同工場の生産能力を約70%増強する、と発表した。

日清製粉は2012年3月にミラー・ミリング・カンパニーLLCを買収。先進国最大の製粉市場である米国に進出して以来、提案型営業の推進や安定した品質の小麦粉供給力等を活用して順調に事業を拡大してきた。

その後、2014年5月にテキサス州、カリフォルニア州、ミネソタ州にある4製粉工場を取得し、現在6工場を保有する米国第4位の製粉会社となっている。

ミラー・ミリング・カンパニーLLCの保有する6工場のうち、サギノー工場が商圏とするテキサス州は人口伸長率の高い成長市場であることから、販売が好調であり、今後の生産能力不足が見込まれている。そのため、同工場に新生産ラインを増設することにより、テキサス州における供給体制を強化し、更なる事業拡大を目指すとともに、カナダの子会社であるロジャーズ・フーズ Ltd.を含め
て、北米の事業基盤の拡大に取り組む。

■サギノー工場新生産ライン増設の概要
増強能力:生産能力 日産600トン(小麦ベース)
(新生産ライン増設後 日産1480トン、約70%増強)
小麦粉サイロ収容力:約2400トン
完工時期 :2019年初頭
投資額:6700万6000米ドル(約68億円、1米ドルは101.15円で換算)

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