パルコ、CAMPFIRE/クラウドファンディング成立後の販路開拓を支援
2021年04月15日 13:20 / 経営
- 関連キーワード
- CAMPFIRE
- クラウドファンディング
- パルコ
パルコとCAMPFIREが共同運営する購入型クラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」は4月15日から、プロジェクト成立後の販路獲得をサポートするサービス「PARCO バイヤーズクラブ」を開始した。
プロジェクトオーナー達にパルコの強みである、これまで培った百貨店・専門店のバイヤー達への独自ネットワークを活用してもらうことで、通常のクラウドファンディングでプロジェクト成立後に大きな課題となる販路獲得部分をサポートする。これにより、プロジェクト成立後の販路獲得率20%到達を目指す。
これまでのクラウドファンディングでは、「販路開拓をしたいが、どうすれば良いのか分からない」「小売店のバイヤーにアプローチしたいが、どこに連絡すれば良いか分からない」など、プロジェクト成立後の販路獲得に悩むプロジェクトオーナーの声が多く聞かれた。
また、オンライン上で完結するクラウドファンディングの特性から、Eコマースと連携したサービスもあるものの、プロジェクトオーナーからはリアル店舗における販売を希望する声が多いことから、商業施設として「PARCO」を展開し、バイヤーとのネットワークも強いパルコが運営するクラウドファンディングのサービスとして、今回、ローンチに至った。
クラウドファンディングは、商品やサービスの試験的な開発、プレマーケティングやテストマーケティングなどに活用され、量産前・1次流通の前という意味で0次流通と表現されている。
BOOSTERでは、パルコの強みを活かし、プロジェクト成立後の0次流通から1次流通の段階に移行する際の大きな課題である販路獲得をサポートすることで、商品化だけではなく販売決定の段階までをサポートするクラウドファンディングサービスを目指す。
「PARCO バイヤーズクラブ」では、取り組みの第1弾として、「バイヤーズクラブニュースレター」を開始する。現時点で、パルコと取引のある百貨店・専門店のバイヤー約50人へのネットワークに対し、クラウドファンディングに挑戦した商品やアイデアの情報をニュースレター形式でバイヤーに届ける。
今後もプロジェクトオーナーの販路獲得に向けたサポート方法を検討・展開する予定だ。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。