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高島屋/循環型商品に挑戦する購入型クラウドファンディング開始

2024年05月07日 11:10 / 商品

高島屋クラウドファンディングは5月1日~6月30日、顧客(SENDER)から寄付された服に「新たな価値」を付けて返送(RETURN)する 「RETURN TO SENDER」 プロジェクトのクラウドファンディングを実施する。

<RETURN TO SENDERプロジェクト>

ウガンダ共和国の首都カンパラを拠点とするBUZIGAHILLと高島屋のメンズセレクトショップCSケーススタディが、新たな循環型商品の開発にチャレンジするもの。

ファッション産業は世界で2番目の環境を汚染する産業と言われている。アフリカなどの発展途上国は、日本をはじめ、先進国から大量に寄付された服が処理しきれず飽和した結果、最終的に埋立地や廃棄ゴミとなってしまったり、大量流入する安価な古着が地元の繊維産業を圧迫したりするなど大きな社会問題となっている。

そうした中、アフリカ(ウガンダ共和国)のブランド「BUZIGAHILL(ブジガヒル)」のデザイナー、ボビー・コラド氏に「ファッションを楽しむとともに、環境問題にも向き合う」という強い思いや情熱を感じ、今回のプロジェクトを立ち上げたという。

プロジェクトを通して、ファッションの新たな可能性を広げ、顧客と高島屋が一緒に、衣料品廃棄・環境問題に取り組むことで、服の価値を見つめ直すきっかけや、新たな循環型商品の提供を目指す。

<プロジェクトの仕組み>

近年、新たな資金調達の形として「クラウドファンディング」の活用が広まっているが、中でも支援者が資金を提供する代わりに、サービスや製品をリターンとして入手できる 「購入型クラウドファンディング」 の市場規模は拡大している。今後も高島屋では新たなアイデアで生まれた商品や、生産者支援につながる商品など、社会的意義のある取り組みを提案する。

今回の「購入型クラウドファンディング」で商品化し、生まれ変わったリメイク品を提供するのは5アイテム。プロジェクトの受付は6月30日までで、リターン品(生まれ変わったリメイク品)の引き渡しは10月中旬を予定している。その後も、高島屋のサステナブルな取組みとして「RETURN TO SENDER」を継続的に実施する予定だ。

■高島屋クラウドファンディング
https://crowdfunding.takashimaya.co.jp/

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