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セブン&アイ/女性執行役員比率30%の目標設定

2021年05月26日 12:50 / 経営

セブン&アイ・ホールディングスは5月26日、今後さらにダイバーシティ&インクルージョンを加速するため、グループの主要6社の執行役員に占める女性の割合を2026年2月期までに30%にする目標を新たに掲げたと発表した。

また、より多くの女性がさまざまな場面で意思決定へ参画することを目的に、この度「30%Club Japan」に加入した。

30%Club Japanは、企業の持続的成長や価値向上を目指し、重要意思決定機関や役員に占める女性割合を高めることを目指した世界的なキャンペーンの日本における活動母体で、2019年から活動を開始している。

セブン&アイHDでは、4月から、管理職候補となる女性社員の育成を目的に「女性エンカレッジメントセミナー」を開催している。社長をはじめとする経営層からの講話や、グループディスカッションを通じて、参加者の今後の自律的な学びと挑戦を後押しする。

対象者は、グループ19社約60人の管理職候補の女性社員で、グループの経営方針、グループの理念・歴史、SDGsへの貢献、商品戦略、DX戦略などを伝えている。

4月22日に開催した第1回セミナーでは、井阪隆一社長から、部課長職時代の挑戦にまつわるエピソードや女性社員への応援メッセージを話した。講話を受け、グループ事業会社の垣根を越えて、参加者による活発な意見交換が行われたという。

グループ横断で実施することで、経歴や職種なども多様な参加者が集まり、シナジーが活かせると考えている。全国各地から参加可能なオンライン形式で4月から9月まで毎月1回、半年にわたって開催する予定だ。

井阪社長は、「グループを取り巻く環境が急激に変化し、お客も多様化するなか、多様な価値観による経営判断が極めて重要と考える。今回、女性執行役員比率30%という新たな目標を設定し、30%Club Japanに加入することで、セブン&アイグループのダイバーシティ&インクルージョン活動、とりわけ女性の活躍推進に関する取り組みを強化する。これまで以上に、お客の暮らしになくてはならないグループを目指し、グループ全体で社員一人ひとりが働きがいを実感しながら生き生きと活躍できる企業風土を醸成する」とコメントしている。

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