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デリバリー・テークアウト利用後/「店内飲食でも来店したい」72.5%

2021年08月27日 13:20 / 経営

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は8月27日、外食店によるデリバリー・テークアウトの取り組みと店内飲食利用意向の関連についてのアンケート結果を発表した。

コロナ禍以降、「利用したことがなかった」外食店からのデリバリー・テークアウトの利用者は32.5%。「利用したことがあった」外食店からのデリバリー・テークアウト利用者は35.4%となった。

「知らなかった」外食店からデリバリー・テークアウト利用後に、「店内飲食でも利用したいと思った」人は72.5%で、デリバリー・テークアウトが新規顧客開拓に有効だとわかったという。

すでに「実際に利用した」人も17.4%いた。性年代別では、20〜40代男性で「店内飲食でも利用したいと思った」人の割合が高く78%程度。20代男性ですでに「実際に利用した」人の割合が高く、28.2%となっている。

<「知らなかった」外食店からデリバリーで7割が店内飲食に興味>
「知らなかった」外食店からデリバリーで店内飲食に7割が興味

「利用したことがなかった」外食店からのデリバリー・テークアウト利用後に、「店内飲食でも利用したいと思った」理由は、「調理法や味つけがよかった」(58.8%)、「価格がお手頃だった」(54.3%)、「他にも食べてみたいメニューがある」(42.8%)、「お店で出来立てのメニューを食べたい」(33.7%)などがあがっている。

性年代別では、30・40代女性で「調理法や味つけがよかった」が多く、30代以上の女性で「お店で出来立てのメニューを食べたい」も高かったという。

また、「店内飲食でも利用したいと思わなかった」理由は、「割高だった」(35.8%)、「コロナ禍のうちは店内飲食を避けたい」(32.2%)、「店内飲食するなら他にもっと行きたいお店がある」(28.3%)などとなっている。

「定期的に利用していた」外食店からデリバリー・テークアウトをした人で、その後そのお店での「店内飲食での利用意向が高まった」人は59.6%。すでに「実際に利用した」人は14.5%だった。

性年代別では、20代男性で「店内飲食の利用意向が高まった」人が73.0%と他の性年代に比べて最も高く、「知らなかった」外食店からのデリバリー・テークアウト利用後の店内飲食での利用意向についての回答結果同様、比較的若い世代で「店内飲食での利用意向が高まった」人が多かった。

<新規顧客・リピーター獲得にもデリバリー効果が期待される>
新規顧客・リピーター獲得にもデリバリー効果が期待される

■調査概要
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2021年7月1日〜12日
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1万7件

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