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オーケー/関西スーパーマーケットに完全子会社化を提案

2021年09月03日 16:50 / 経営

オーケーは9月3日、関西スーパーマーケット(関西スーパー)に対して、完全子会社化の提案を行ったと発表した。8月31日に、エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)と関西スーパーが、経営統合することを発表したことを受けた施策。

オーケーによると、関西スーパーに対して6月に、関西スーパーの上場来最高値(1992年2月10日)と同値である一株当たり2250円で上限なしの公開買付けを実施する提案を行っていた。しかし、提案内容に関する関西スーパーとの実質的な協議の場は設けられなかった。

そのような中、株式交換を手段とする関西スーパーとH2Oグループとの経営統合などと、現金対価のオーケー提案とを、関西スーパーの株主利益の最大化の観点から公正に比較検討頂したのか、懸念している。

また、関西スーパーが設置した特別委員会の答申や関西スーパーが公表したH2Oグループとの経営統合などに関するプレスリリースは、少数株主保護の観点から十分な説明がなされていないと考えている。

オーケーの提案の方が関西スーパーの企業価値向上や少数株主の利益により資するものと考え、今後開催される関西スーパーの臨時株主総会では反対の票を投じる予定だ。また、仮にH2Oグループとの取引が撤回される場合、関西スーパーの取締役会がオーケーの提案に真に賛同することなどを前提として、一株当たり2250円で公開買付けを行う意向があると表明した。

現在、関西スーパーとH2Oグループとの経営統合などに関して、オーケーの名前も含む憶測記事が出ていることから、オーケー自身で経緯や考えを説明し、また、関西スーパーの株主に対し、臨時株主総会の判断に資する情報提供ができる意義があると考え、経緯を公表したという。

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