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オーケー/関西スーパーの見解、公表時期を問い合わせ

2021年09月21日 13:50 / 経営

オーケーは9月21日、昨日から一部報道機関より、オーケーが関西スーパーマーケットに対して質問状を送付するとの報道が出たことを受け、コメントを発表した。

同社は9月3日に、エイチ・ツー・オーリテイリングと関西スーパーの経営統合に関連する議案が、関西スーパーの臨時株主総会において否決されるなどの理由で株式交換取引が撤回される場合、また、そのほかの条件を充足する場合に関西スーパー株式に対して一株当たり2250円での公開買付けを行う意向があることを表明している。

9月3日のオーケーのプレスリリースに対して、関西スーパーは同日にプレスリリースを公表し、その中で「今般のオーケーの提案とH2Oグループの提案に対する関西スーパー特別委員会の見解を踏まえた、関西スーパーとしての見解について、近日中に、改めて知らせる予定」との記載があったが、9月21日時点でまだ関西スーパーの見解は公表されず、20日時点で既に18日が経過している。

その間、関西スーパーの株主から、オーケーに対して、関西スーパーの見解の発表はいつになるのかという問い合せや、H2Oグループとの株式交換取引は関西スーパーの理論株価をいくらとした前提なのかという質問、さらに、大規模希薄化や親子上場問題などのデメリットのほか、H2Oグループとの事業シナジーが実現しない場合の損失リスクを関西スーパーの少数株主が負う構造になっていることについての心配の声を得ているという。

オーケーは、こうした経緯を踏まえ、21日中に関西スーパーから、見解が公表されなければ、その公表がいつになるのかを問い合わせする予定だ。

なお、株式交換取引でオーケーが懸念していた事項は9月3日付プレスリリースに記載しているので、関西スーパーの見解の公表時期についての質問以外、現時点で追加の質問をする予定はないという。

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