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オギノ、安藤紙業、エフピコ/食品トレーの資源循環を促進

2022年05月31日 12:40 / 経営

オギノは6月1日から、安藤紙業、エフピコと3社で協働し、オギノ各店舗のリサイクルステーションで回収した食品トレーを新たな食品トレーに生まれ変わらせる「トレーtoトレー」水平リサイクルを開始する。

<オギノ リサイクルステーション>

オギノは、山梨、長野、静岡3県に食品、住居関連品などを販売するスーパーマーケットで、衣料専門店を合わせて全45店舗展開している。同社は循環型社会の構築を目指しており、CSR活動の一環として食品トレーや牛乳パック、ペットボトル、缶、古紙の店頭リサイクルに注力。これまでに回収した食品トレーは、賞状・写真の額縁やプラスチック製品の原料として再資源化されてきた。

2021年度の食品トレーの回収量は約2万4000キロで、食品トレー約480万枚分に相当する。CO2排出量の削減量は約110トンで、これは杉の木約8500本分、杉の木の森林面積に換算すると東京ドーム約1個分の年間CO2吸収量に相当する。

今回の取り組みで集められた食品トレーの約7割が食品トレーに水平リサイクルされる。同一種類の製品に生まれ変わらせることで、資源をくり返し循環させられることが水平リサイクルの利点だ。

<安藤紙業 食品トレー・発泡スチロールの回収>

安藤紙業は創業以来、製紙原料を取り扱い、新聞・雑誌・段ボール等、古紙リサイクル事業を営んできた。2012年からオギノが店舗敷地内に古紙回収ボックスを設置し、安藤紙業との資源循環の取り組みをスタート。現在は段ボール・牛乳パック・発泡スチロール・食品トレー・古着・布団などの資源循環を協働して取り組んでいる。

<エフピコ 食品トレーのリサイクル>

エフピコは、合成樹脂製簡易食品容器の製造業者で、スーパーマーケットなどに設置された回収ボックスに利用客が持ち込んだ食品トレーを回収し、食品トレーに生まれ変わらせる「トレーtoトレー」を推進している。

オギノは今後も地域社会を支える小売業として、顧客や取引先と一体となって環境に配慮した活動を推進していく。

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