データ・ワン/WEDとレシート情報活用したデジタル販促で業務提携
2022年07月27日 15:50 / 経営
- 関連キーワード
- ファミリーマート
ファミリーマートの関連事業会社データ・ワンは7月27日、WEDとレシート情報を活用するべくデータライセンス契約を締結し、WEDが有するレシート情報を活用したデジタルマーケティング分野における業務提携を行うと発表した。
消費者の購買体験の向上およびメーカーのデジタルマーケティングの高効率化を目的としたもの。
データ・ワンは「毎日の買い物から1to1でフィットする広告」を提供する事をミッションに、ファミリーマートの購買データ、NTTドコモが保有する顧客情報を用い、メーカーのデジタルマーケティング活動の高効率化を支援。小売り・EC事業者にとっても新たな収益源の獲得、DXを支援するべく、データアライアンスの構築を目指している。
また、2020年10月の設立以降、既に大手メーカー数十社のマーケティング活動をサポートしている。
WEDは、「消費の未来を追求する」をミッションに、レシート買い取りアプリ「ONE」をはじめ、消費関連事業を展開。ONEで収集するデータには、レシート画像とユーザーの属性情報から導き出せる消費者、商品、地域、店舗、時間などの購買情報が含まれている。
両社は業務提携により、WEDのレシート情報などをデータ・ワンへ連携し、購買効果検証を可能とする広告商品の開発、レシート情報を用いたデジタル広告の配信を行う。
これにより、訴求商品の売り上げ増加とより幅広い流通チャネルにおける購買効果検証が可能になる。
WED社から得られたレシート情報を取り込むことでデータ・ワンのターゲティング広告の精度はさらに高まる。ファミリーマートでは「ファミリーマートのアプリ『ファミペイ』に掲出されるターゲティング広告の精度がより向上するなど、ファミリーマートのメディア価値が高まるというシナジー効果が得られることも期待している」という。
エンドユーザーに対し、レシート情報に基づく購買行動より、興味・関心に沿った最適な情報を提供する事で新たな購買体験を、メーカーに対してはより高効率なマーケティング活動を提案する。
今後両社はONEで収集するレシート情報等とデータ・ワンが別途有する購買情報を活用した、デジタルマーケティング手法の開拓、メーカーの販売支援、デジタルマーケティング施策の可視化および高効率化を進めていく。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。