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トリドール/2030年までに海外店舗で100%ケージフリー卵採用

2022年09月08日 11:00 / 経営

トリドールホールディングスは9月8日、自社のグローバル動物福祉ポリシーを改訂し、日本を含む世界中のレストランでケージフリー卵と卵製品の調達を進めることを約束した。

現在、ケージフリーの卵を求める消費者が増え続ける中、トリドールのほかにも、KFC、バーガーキング、タコベル、クリスピークリーム、ユニリーバ、ネスレ、アルディ、インターコンチネンタルホテル、ソデクソ、クラフトハインツ、コンパスグループ、シェイクシャック、フェーマスブランド、コスタコーヒー、バリラなどの世界的大企業によって130以上のバタリーケージの使用を廃止する取り組みがされている。

欧州食品安全機関によると、ケージ飼育の農場はサルモネラ菌に汚染される可能性が25倍も高いという。一方で、ケージ飼いは健康リスクをもたらすほか、ニワトリに怪我をさせたり精神的苦痛を与えるなど世界中で問題視されている。

<NPO団体ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン>

今回、ケージフリー卵の普及促進を目指すNPO団体ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンとトリドールHDが、卵を産む鶏の福祉を改善する重要性について半年にわたり話し合い、調達ポリシー作成の一助となった。

トリドールHDは、既にイギリス(丸亀製麺、SHORYU)、アメリカ(丸亀製麺)で、ケージフリー卵を100%使用しているが、このほど、自社のホームページに、2030年までに日本を除くすべてのグローバルオペレーションでケージフリーを実現すると発表した。日本では2022年末までに丸亀製麺10店舗がケージフリー卵に切り替え、2023年度末までに全店舗の3%でケージフリー卵を導入し、その後も毎年増やす予定だ。

この新しいポリシーは、丸亀製麺、Wok to Walk、SHORYU、ポケワークス、コナズ珈琲、ボートヌードル、モンスターカレー、タムジャイ・サムゴール・ミキアン、タムジャイ・フンナン・ミキアンなど27カ国1700以上のレストランで適用され、世界のサプライチェーンの中で育てられている数えきれないほど多くの採卵鶏の福祉を改善する。トリドールのレストランでは、1日に1000個以上の卵を使用しているとされ、これは2022年末までに120万個、2023年末までに1168万個のケージフリー卵を調達することに相当する。

トリドールの影響力の大きさから、ケージフリー卵の調達に関する今回の宣言は、世界規模での畜産業のあり方を劇的に変化させることが予想される。現在、世界中で2300社以上のケージフリーに関する公約が確認されており、そのうち982社は2021年以前に達成期限が到来した。そしてその2021年以前に期限を迎えた企業のケージフリーの公約のうち、88%が達成されている(レストラン394社を含む)。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンは今回のトリドールホールディングスの決断を称え、これからも、採卵鶏の福祉を改善するために、食品企業と話し合いをするという。

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