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カインズ/利根川源流の森林資源有効活用で、群馬県みなかみ町の「薪」販売

2022年09月15日 14:21 / 経営

カインズは9月14日、群馬県みなかみ町と「利根川源流の森林資源有効活用パートナーシップ協定」を締結した。

<植木販売本部本部長(左)と宮崎副町長(右)>

協定より、カインズは、間伐材を利用した薪をカインズ店舗網で販売し、収益の一部を自伐型林業育成の基金として還元する。また、自社チャネルを使用した、みなかみ町が推進する「自伐型林業の担い手」増加のための告知活動を実施する。さらに、みなかみ町木材ステーション運営に関わるノウハウの提供および、子ども向け教室の運営、コミュニティづくりのノウハウ提供や山林環境保全等に係る活動を実施する。

具体的施策として、みなかみ町にあるカインズスーパーセンター月夜野店がハブとなり、自社物流で群馬県の4店舗(カインズ沼田モール店、カインズスーパーセンター前橋吉岡店、カインズ前橋みなみモール店、カインズ伊勢崎店)に間伐材を利用した薪を配送。カインズスーパーセンター月夜野店をはじめとする5店舗で薪の売場を提供し、売上を林業従事者に還元。カインズの販売力を活用し、林業を支援する。

今回、「SDGs未来都市計画(2022~2024)~水と森林と人を育むみなかみプロジェクト2030~」を掲げるみなかみ町のビジョンにカインズが賛同し、協定を締結した。

<間伐材を利用した薪の販売イメージ>

みなかみ町は、「木材の伐倒から利用まで一貫した林業の六次産業化」を掲げており、自伐型林業を実践するグループ数、構成員数を増加させる施策として、自伐型林業の担い手育成と就労機会の創出、広葉樹の商品化とみなかみ木材のブランド化に着手しているほか、木材ステーション(仮称)での出荷量の増加させる施策として、自伐型林業により搬出された木材を安定的に流通経路に乗せ、経済的価値を生み出すことに取り組んでいる。

さらに、自伐型林業グループによる森林整備面積の増加施策として、山林マッチング制度構築や自伐型林業拠点の整備といった取り組みも行っている。

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