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ローソン/東京都「心のバリアフリー」好事例企業に選定

2023年02月22日 12:03 / 経営

ローソンは2月21日、先進性・独自性・波及効果などの観点から特に優れた取り組みを実施している企業として、令和4年度「東京都『心のバリアフリー』好事例企業」の1つに選定されたことを発表した。同社が選定されたのは今回が初めて。

「心のバリアフリー」とは、全ての人が平等に参加できる社会や環境について考え、必要な行動を続けることを指す。東京都は、心のバリアフリーに対する意識啓発などに取り組む「東京都『心のバリアフリー』サポート企業」(令和4年度第1期分まで)の中から、先進性・独自性・波及効果などの観点から特に優れた取り組みを実施している企業を、「東京都『心のバリアフリー』好事例企業」として公表している。

同社では、グループ理念「私たちは『みんなと暮らすマチ』を幸せにします」のもと、「心のバリアフリー」につながる取り組みを行っている。選定理由となった取り組みは主に3つ。

1つ目は、多言語業務マニュアルと「lawsonary(ローソン用語辞書)」の作成。2018年7月よりレジカウンター内や店内厨房の衛生部分に関するマニュアルを4カ国語対応とし、2022年9月に「緊急時対応マニュアルのやさしい日本語版」を店舗へ配信した。外国籍従業員用ポケット冊子や「Lawson Channel(ろーちゃん)」、「lawsonary」を用意し、9カ国語でコンビニ特有の用語解説を行うことで、外国籍従業員も働きやすい店舗づくりに取り組んでいる。

<「耳マーク」を表示した資材の展開>

2つ目の取り組みとしては、2022年8月30日より、聴覚障がいのある方も楽しく買い物ができるよう、「耳マーク」を表示した資材を全国の店舗で展開。レジ横に「レジ袋の要・不要」・「温めてください」などの意思表示を指さしで行えるようイラスト入りのシートを貼った。要望を受けてデータを一般公開しており、聴覚障がいのある方のみならず外国人の顧客にも好評だ。

<福祉施設「PICFA」の障がいのあるアーティストとのコラボ>

3つ目としては、障がいのあるアーティスト20名がデザインした「MACHI cafe」カップを2022年2月より全国の店舗に展開し、社内向けのSGDsハンドブック(表紙)にも採用された。さらに、東京と神奈川の3店舗でトイレ全面をアートシールでデコレーションした「アートトイレ」、ポストカード、シール、店内マルチコピー機、ボックスティッシュのデザインとしても展開している。

ローソンは、今後も「心のバリアフリー」サポート企業として、全ての人が平等に参加できる社会や環境について考え、必要な行動を続けていくとしている。

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