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イオン吉田社長/新オンラインマーケットは物流内製化、2024年問題対応

2023年04月04日 14:47 / 経営

イオンの吉田昭夫社長は、4月4日に行われたイオンネクスト 新サービス内容発表会で「『物流2024年問題』もせまっており、オンラインマーケットの新ブランド『グリーンビーンズ』では、合弁で物流を内製化している。オンラインマーケットでは、最後に渡す瞬間のドライバーが唯一の顧客接点となる。ブランドイメージを損なわないよう、接客を特別に訓練したスタッフがラストワンマイル配送を担当する。AI使った合理的な配送ルート設計など、デジタル化で極力生産性を高めていく」と述べた。

<イオンの吉田昭夫社長>
イオンの吉田昭夫社長

野澤知広イオンネクスト副社長兼イオンネクストデリバリー社長は「ドライバーは、オンラインマーケット唯一の顧客とのタッチポイントとして、ブランドイメージにとって重要だ。また、デジタル化に徹底してこだわり、ドライバー経験が浅くても、業務がスムーズにいくようデジタル化、標準化に徹底的にこだわった。運転技術をカメラで自動分析するシステムも導入している。計画、管理、分析、情報、教育全部をデジタル化し、働く人の負荷、コストを削減している」としている。

<新オンラインマーケットは物流内製化>
新オンラインマーケットは物流内製化

また、「AIが自動計算し、トラックのコンテナ内では重量物は自動計算で、貨物の真ん中、軽いものは上といった配置する仕組みも取り入れ、ドライバーの負担を減らし、女性、異業種からも採用しやすくした。女性の応募比率は20%を超えており、今までの運送業者とは違うところだと考えている」と説明している。

<女性の応募比率が20%超え>
女性の応募比率が20%超え

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