セブン&アイ/そごう・西武売却「雇用の可能な限りの継続」を重視
2023年04月06日 17:20 / 経営
セブン&アイ・ホールディングスは4月6日、そごう・西武の売却交渉において、雇用の可能な限りの継続を重視する考えを改めて表明した。同日、開催した2023年2月期決算説明会で、井阪隆一社長が明らかにした。
質疑応答において、井阪社長は、「そごう・西武の売却については、雇用の可能な限りの継続を、私どもも当初からお話している。一定程度、お店で失われる雇用の受け皿として、もう一社の売主であるフォートレス、それから私ども(セブン&アイ)ホールディングスで、何とか受け皿を確保できないかという覚悟を持って、いま交渉というか、考えを構築しているところだ。できるだけ雇用は維持継続をさせていただく所存で臨んでいるとご理解いただきたい」と述べた。
また、交渉終結の時期については、「そごう・西武について(株式譲渡契約の)延期は、交渉中の事項でもあり、いつそれが決断されるか、いまここで申し上げることは差し控えたい。昨年の11月の株式譲渡契約以降、関係自治体あるいは地権者と他のステークホルダーとも丁寧な議論を継続して続けており、どの形で何をすれば合意形成できるかということをかなり絞り込めてきているという状況にある。それが固まり次第、クロージングになると思う。その際には、速やかに公表をしたい」と述べた。
さらに、「改めて、新オーナーの条件としては、百貨店として事業継続をして、そごう・西武のブランドを守ってもらえる。それから、雇用の継続をしっかりやってもらえる。それから、今ほとんど新規投資ができない状況であり、館の競争力に対して新規投資を行っていく。そして、地元と連携した形で将来に向けて再開発ができる。この4つの条件を満たせるベストパートナー、ベストオーナーということで選定したわけで、この方たちとしっかり合意形成に向けてやっていくということで、今進んでいるということをご理解いただきたいと思う」と従来の説明を繰り返した。
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