デニーズ/LIMEX製メニューをリサイクルトレーに再製品化
2023年04月13日 11:30 / 経営
セブン&アイ・フードシステムズとTBMは4月14日、デニーズ全店(316店舗)で使用・回収されたLIMEX製メニューをリサイクルトレーに再製品化し、ドリンクバー用トレーとして導入する。
セブン&アイ・フードシステムズはTBMとともに、社員の名刺やメニューのほか、従来はPPフィルムでラミネート加工されていた店頭の掲示物を石灰石が主原料の「LIMEX Sheet」で代替することで、プラスチックや紙を製造する際に使用される石油、水 、森林資源といった資源の保全と、CO2を含む温室効果ガス排出量の削減に取り組んできた。
LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上(重量比)含む、無機フィラー分散系の複合素材。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しているという。
2020年6月、セブン&アイ・フードシステムズでは、運営する一部の飲食店舗で使用・回収されたLIMEX製メニューをリサイクルトレーに再製品化する資源循環モデルを構築。デニーズの一部店舗での使用を開始していた。
今回、デニーズ全店で使用・回収されたLIMEX製メニューをリサイクルトレーに再製品化し、デニーズ全店でドリンクバー用トレーとして導入を開始。リサイクルトレーを使用することで、従来のPP製トレーと比較して、石油由来プラスチック使用量を約45%削減でき、CO2を含む温室効果ガス排出量は約29%の抑制を見込む。
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