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ファミマ×コカ・コーラ／神奈川県でトラックを共同活用、2024年問題対応

2024年02月21日 11:06 ／ 経営

ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンは2月21日、神奈川県海老名市・厚木市を中心としたエリアにおける配送で、コカ･コーラ ボトラーズジャパンの店舗配送トラックの共同活用を開始したと発表した。

＜神奈川県でトラックを共同活用＞
神奈川県でトラックを共同活用

コカ･コーラ ボトラーズジャパンの店舗配送トラックが時間帯によって稼働していないときに、ファミリーマート店舗への常温商品配送に使用することで、同一車両を2社で有効活用する。ファミリーマートの対象店舗は海老名市を中心に厚木市、平塚市、藤沢市などの周辺エリア約240店。

ファミリーマートでは、ペットボトル飲料、菓子、加工食品などの商品を、各地域の配送センターから週6回、店舗に配送している。しかし、イベントや天候、大型商品の発注の影響などにより、通常の配送コースでは一度に配送できない商品量が不定期に発生する場合がある。その場合は、臨時便として別途車両を手配し、過剰分を配送しているが、今後は「物流2024年問題」もあり、車両の確保が困難になることが予想される。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、自社商品を、自社物流拠点から管轄の各取引先小売店舗に配送する際に、物流パートナー社の店舗配送トラックを使用している。配送手配において、最需要期の夏場以外は、日によって稼働率にバラつきが出ることもあり、時間帯によって納品がなく稼働していない時間が発生するという課題があった。

そのため、両社の配送車両の安定運行を図ることを目的に、両社で車両を共同活用する新たなスキームを構築した。2月上旬から稼働を開始している。

この取り組みを通じて、限られた車両を有効活用し、ドライバーの安定確保につなげるとともに、新規に使用する配送車両の削減を図り、配送効率を下げずに車両を安定稼働させることを目指す。

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