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セブンイレブン/アルミリサイクル材使用した建材「三郷上彦名店」に導入

2024年03月15日 13:39 / 経営

LIXILとセブン‐イレブン・ジャパンは3月15日、原材料の70%にアルミリサイクル材を使用し、製造工程におけるCO2排出量を約55%削減したLIXILのアルミ形材「PremiAL R70」(プレミアル アール70)を「セブン‐イレブン 三郷上彦名店」(埼玉県三郷市)に導入したと発表した。

<セブン‐イレブン三郷上彦名店>
セブン‐イレブン三郷上彦名店

全世界のCO2排出量に占める建設部門の割合は37%と言われ、建築物のCO2排出量削減の推進が不可欠とされている。

特に近年は、建設に使用される建材の製造、輸送、設置に起因するCO2排出量であるエンボディド・カーボンの削減の重要性が増している。建材の環境負荷を評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)によって数値を可視化することは、建築時のCO2排出量削減や採用企業の削減計画をサポートすることになる。

「PremiAL R70」は、そういった建設時に使用する建材の環境への影響を定量的に示すことを可能とした、LIXILオリジナルの循環型低炭素アルミ形材。

<PremiAL R70>
PremiAL R70

「PremiAL R70」の製造工程におけるCO2排出量は、リサイクル材を使用しないアルミ形材を導入した場合と比較すると、約55%のCO2排出量削減を実現している。

今回の取り組みは、LIXILが生み出した環境負荷低減につながる建材と、それを活用し、セブン‐イレブン店舗の建築における環境配慮にも踏み込んでいくことで、CO2排出量の削減や資源循環を目指す両社の意図が合致し導入したという。

今後、店舗での低炭素建材の採用を皮切りに、将来的には、改装店舗などから回収したアルミをリサイクルしてアルミ形材をつくり、新店舗の建設に再利用する、水平リサイクルも検討していく。

■「PremiAL R70」採用概要
LIXIL商品名:店舗用アルミサッシ「MLシリーズ Lタイプ(フロント仕様)」
主な該当部位:フロントサッシ
施主・施工:セブン‐イレブン・ジャパン

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