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メルカリ/置き配基本の新配送サービス1都3県スタート

2024年03月28日 17:01 / 経営

メルカリは3月28日、SBS即配サポートと連携し、宅配便100サイズまで送料一律730円で、非対面発送サービス「SMARI(スマリ)」から発送して置き配指定で受け取る「エコメルカリ便」を東京都(島しょ部除く)・神奈川県・埼玉県・千葉県の1都3県で提供開始すると発表した。

<置き配基本の新配送サービス開始>
置き配基本の新配送サービス開始
※左から三菱商事砂田部長、メルカリ進藤開発担当者、山本日本事業責任者、SBS即配サポートの前田執行役員

提供開始となった新サービス「エコメルカリ便」は、宅配便100サイズまで一律730円で発送できるため、商品サイズを測ったり、送料を調べたりする手間をストレスに感じることなく、出品したアイテムを発送できる。

<メルカリの新サービス「エコメルカリ便」>
メルカリの新サービス「エコメルカリ便」

また置き配指定受け取りのため、再配達を減らせて、ドライバーにもやさしいエコな配送サービス。「エコメルカリ便」を利用して再配達を削減した場合、配達員の労働時間は年間2万4360時間相当、さらにCO2排出量は年間約69トン相当の削減効果が期待できる。

山本真人メルカリグループ日本事業責任者は「グループミッションとしてこの事業を通じたメルカリ体験の拡大は配送サービスの拡大によって支えられてきた。今後サステナブルな配送サービスによる循環型社会実現に努めたい」と「エコメルカリ便」の誕生の背景を語った。

また、進藤智之メルカリ事業開発担当者は「わかりやすくサステナブルなサービスの提供に努めた。商品を非対面で発送・受取はこのコロナ禍を経て約2.5倍に増加した。置き配は商品の受け取りを自分の好きな時間にできることで、7割以上が抵抗がなく受け入れてもらっている。今後置き配だけでなく、置き発送の仕組みにも挑戦したい」と話した。

SBS即配サポートの執行役員である前田光治配送事業本部副本部長は「物流業界の課題として、再配達問題、生産性の拡大、業界イメージの向上、高コスト体質、環境負荷を挙げて説明。ラストワンマイルは、今回のエコメルカリ便を協業するにあたり、サステナブルな取組となり、労働環境改善や環境問題の改善にも役立つ。今後エリアを拡大しても対応できる体制を整えている」と述べ、高い期待感を表明した。

<非対面発送サービスSmariデモ機>

さらに、三菱商事の食品流通・物流本部物流開発部の砂田重文部長は「ミルクラン方式のようにローソンの戻りトラックの活用を考えた。積載率を高めるうえでも効果的で、非対面発送サービスSMARI(スマリ)サービスを利用すると共に、ニューノーマルでサステナビリティなサービスが提供できる」と話した。

<スマリボックス収納例>
スマリボックス

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