イオン北海道/西友のGMS事業を170億円で取得
2024年04月02日 15:27 / 経営
イオン北海道は4月2日、西友の北海道におけるGMS事業を吸収合併により、承継すると発表した。
西友が札幌市内の優良立地に展開する9店舗をイオン北海道が、170億円で取得する。
吸収分割の効力発生日は10月1日の予定だ。
対象店舗は、西友旭ヶ丘店、西友元町北二十四条店、西友平岸店、西友清田店、西友西町店、西友手稲店、西友宮の沢店、西友厚別店、西友福住店。
西友の北海道GMS部門の経営成績(2022年12月期)は、売上高261億1600万円。
優秀な人材と店舗アセットを確保するとともに、イオン北海道の持つGMS、スーパーマーケット、まいばすけっと、ディスカウントなどマルチフォーマットを駆使して、個店ごとに最適な店舗フォーマットに改装して店舗価値の最大化を図りたい考え。
商品面では、イオングループのプライベートブランドであるトップバリュ商品や、北海道オリジナル商品を提供する。
また、顧客ニーズに応えた品ぞろえによる売り上げ拡大やスケールメリットを生かした商品調達、産地開発、商品開発、店舗オペレーションの改善、物流コストの低減などシナジーの創出にも取り組んでいく。
イオン北海道は2025年を最終年度とする現中期経営計画で、「食」を基軸に、便利で楽しく、健康な毎日の暮らしをサポートする、北海道のヘルス&ウエルネスを支える企業を目指している。売上高については2025年度直営売上高合計3800億円、食品売上高においても北海道NO.1となる3000億円を計画している。
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