流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イズミ/九州で西友の69店舗を取得

2024年04月03日 17:32 / 経営

イズミは4月3日、連結子会社の「ゆめマート熊本」が、西友の九州地域での食品スーパー事業を会社分割(吸収分割)により承継することを発表した。

西友が九州地域で展開する食品スーパー69店舗を取得する。価格は非開示。

吸収分割の効力発生日は、8月1日の予定だ。

承継する事業の経営成績(2022年12月期)は、売上高969億9700万円、売上総利益267億3100万円。

西友は、古くから「サニー」ブランドなどで九州地域に店舗展開しており、中でも人口増加が見込まれる九州最大のマーケットである福岡市を中心に、福岡県で盤石なドミナントを形成。駅前などの好立地も確保できている。

九州地域におけるイズミグループの店舗と、承継対象の店舗は地理的に重複しておらず、相互補完し合える関係にあることから、これまで以上に強固なドミナントを形成したい考え。仕入れや販促、物流などでのスケールメリットを享受できるという。イズミグループは(2024年2月末現在)、九州全域で84店舗を展開している。

イズミが「2030年長期ビジョン」として掲げる中四国・九州地域を軸とした300店舗体制の実現、営業収益1兆円(収益認識に関する会計基準適用前)の達成に向けた大きな足掛かりになるとして、吸収分割を決定した。

また、承継会社である、ゆめマート熊本の名称および代表者の役職・氏名について、吸収分割による変更を検討している。ゆめマート熊本の所在地、事業内容、資本金、決算期については、吸収分割による変更はないとしている。

■西友の関連記事
イオン北海道/西友のGMS事業を170億円で取得

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧