ワタミ/新たな太陽光発電の買取りを開始

2024年07月01日 13:42 / 経営

ワタミの子会社ワタミエナジーは6月26日、新たな太陽光発電の買取りを開始すると発表した。

「再生可能エネルギーの調達」の強化の一環で、8月から新たに鈴木刃物工業(岐阜県関市)と松本電機産業(愛知県一宮市)の自家消費太陽光発電の余剰電力の買取りを開始する。

<鈴木刃物工業と松本電機産業>

買取りに至った経緯は、鈴木刃物工業は2021年にSDGsへ積極的に取り組むことを宣言していること、また松本電機産業は事業で再生可能エネルギーの普及に取り組むなど、両社ともに環境経営への先進的な取り組みがあったことが決め手となった。

ワタミエナジーでは「再エネ100プラン」の利用で再生可能エネルギーを100%導入する拠点を増やすことに力を入れており2024年3月現在、自社・他社含め400を超える拠点に「再エネ100プラン」を供給している。

「再エネ100プラン」は、2020年11月に再生可能エネルギー普及に寄与するため販売を開始したプラン。「再エネ100プラン」の利用客が使用した電力量と同量の環境価値を使用し紐づけている。環境価値には発電場所がわかる非化石証書(トラッキング付/再エネ指定)を使用している。これを使用することにより、使用する電気が実質的に再生可能エネルギー100%になり、電気の使用によって発生するCO2が実質ゼロになる。

<ワタミエナジー>

ワタミでは、2022年以降「再エネの普及検索」という自社の原点に立ち返り、「再エネ100プラン」をお客に積極的に提案してきた。2023年度においては、紐づけられる環境価値を非化石価値証書市場で購入し、提供した。プランの利用者には、ワタミが作成した「実質再生可能エネルギー100%証明書」を配布している。

これまでこれらの拠点に供給される「再エネ100プラン」の環境価値は、夢風車「風民」(秋田県にかほ市)やワタミグループの食品工場の屋根おきソーラーパネルなど自社で開発した電源の電力を中心にしてきたが、今後の「再エネ100プラン」導入のニーズに応えていくため、これからは地域の発電事業者と連携した再生可能エネルギーの調達も促進する。 

今後も再生可能エネルギーの調達を強化し、再生可能エネルギーを100%導入する拠点を増やすことで普及に貢献するとともに、ワタミグループが「RE100」を達成できるよう努める。

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